角田とリカルド、スペインでの苦戦を語る
Visa Cash App RBの角田裕毅とダニエル・リカルドは、マシンに多数のアップデートが施されたことから、スペイングランプリに向けて大きな期待を抱いていた。しかし、中団の先頭に立つどころか、2人は週末を通じて後方で苦戦を強いられた。
VCARBはカタロニア・サーキットで、VCARB 01のフロアボディ、サイドポッド、エンジンカバー、リアウィング、ビームウィングなどに変更を加えた。これは今シーズン最大規模のアップデートパッケージの一つだった。
しかし、これまで何度かQ3進出やポイント獲得を果たし、コンストラクターズランキング6位を維持していたVCARBは、今回の予選Q1で両車が脱落し、ポイントを獲得できなかった。
チームメイトの角田より4つ上の15位でチェッカーフラッグを受けたリカルドは、新しいパッケージから「何かが欠けている」ため、週末を通じて「これ以上のものを見せることができなかった」と認めた。
「正直に言って、難しい状況だ」とリカルドは振り返った。「僕たちが求めている少しを与えてくれないと感じるコーナーがいくつかある。そして、もう少し明確な場所もある」
「しかし、予選ではクルマのバランスは良かったと思う。金曜日と比べてはるかに良い状態になった。おそらく今は全体的な負荷が不足しているのだろう。ここは高速コーナーが多い。そこが現在我々が少し弱い部分かもしれない」
2024年シーズンでこれまでに7回Q3に進出し、5回ポイントを獲得している角田は、今週末レッドブル・リンクに戻る前に頭を悩ませる点があると指摘し、リカルドのコメントに同意した。
「何が起こったのかわからない」と角田はスペインでのレース後に説明した。「レースを通じて、クルマの普段の挙動とは感じられなかった」
「ドライブするのに苦労して、ペースがまったくなかった。正直なところ、何が起こったのかわからない。分析して、次はまた強くなってコースに戻ってこられると嬉しい」
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