角田、チームを称賛!母国で初ポイントを獲得
角田裕毅は、初めて日本のホームでポイントを獲得し、安堵の表情を浮かべた。
トップ10フィニッシュを2回続けているRBドライバーの角田裕毅は、好調を維持している。
10番手からスタートした角田は、スタートで出遅れて順位を下げてしまう。
リスタートは12番手で、チームは大胆にも角田をユーズドソフトタイヤに交換した。
その効果もあって角田はポイント圏内まで挽回したが、ドラマはこれで終わりではなかった。
早めのピットインでハードコンパウンドのC3タイヤに交換した角田は、中団グループにコースポジションを譲り、バルテリ・ボッタス、ケビン・マグヌッセン、ランス・ストロール、ローガン・サージェントと同じ周回で最後のピットストップを行った。
クルーたちの素晴らしい働きにより、キック・ザウバー、ウィリアムズ、ハースの前を行く11番手までジャンプアップした。
「ホッとしている」と角田はレース後にジョークを飛ばした。
「最初のスタートでいくつか順位を落としてしまったから、確かに少し残念な気持ちはあった。でも同時にその後のスタートは上手くできたし、大きなハイライトのひとつはピットストップだったと思う」
「チームは素晴らしい仕事をしてくれたし、メカニックたちもとても速かった!彼らがいなかったら、おそらく今日のポイント獲得はもっと難しかっただろうから、チームには本当に感謝している」
RBのピットストップはハイライトだったかもしれないが、角田はそれでも自身のパフォーマンスで確実に戦っていた。
チームは、より高いダウンフォースのセットアップを選択し、抵抗の大きいリアウイングを採用した。
これは直線でのタイムを失うことになるが、鈴鹿にはDRSゾーンが1つしかないため、主なオーバーテイクのチャンスがあるコーナーではより近づくことができる。
「確かに、自信はあった」と角田は続けた。
「僕たちのストレートラインスピードは他のマシンと比べてそれほど競争力がないことは分かっていた」
「でも同時に、僕たちは多くのダウンフォースを持っていることを知っている。チャンスがあることはわかっていたから、最善を尽くした。オーバーテイクも何回か出来たし、楽しんだよ」
角田のジュニアフォーミュラ時代から非常によく知っているサーキットでの最初の得点は、RBの順位表での6位の位置を確固たるものにするのに役立ち、チームは現在ハースを3ポイント上回っている。
ミッドフィールドがこれほど競争力を持っているため、シーズン末のアブダビでは、すべてのポイントが本当に重要になるかもしれない。
角田がジュニア・フォーミュラ時代から慣れ親しんでいるサーキットで初ポイントを獲得したことで、RBはハースから3ポイント差のランキング6位となった。
中盤戦がこれほど拮抗しているだけに、シーズン終盤では1ポイント1ポイントが本当に重要になるだろう。
角田は今シーズン、4戦中3度のQ3進出を果たし、現在2度のポイントフィニッシュを果たしている。
ダニエル・リカルドが序盤にクラッシュしたこともあり、角田がこの日はRBに明るい話題を提供した。
2012年の小林可夢偉以来となるホームでのポイント獲得で、角田はホームのファンにも大きな声援を送った。
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