エイドリアン・ニューウェイ、F1から距離を置く決意を語る
エイドリアン・ニューウェイは、約20年間働いてきたレッドブルチームを離れる決断について初めて語った。
数ヶ月前から熟考した末の決定であり、当面は「何の計画もない」が、F1から距離を置き、人生を楽しむことだけを考えていると述べた。
マイアミグランプリの数日前、エイドリアン・ニューウェイが2025年第1四半期にテクニカルディレクターの職を退き、彼とレッドブルレーシングチームとの約20年に及ぶ協力関係に終止符を打つことが確認された。
この発表以来初めて語ったエイドリアン・ニューウェイは、この選択をした理由と、レッドブルを完全に離れた後の将来について語った。
「正直、(2006年にレッドブルに加入した時は)どこへ行き着くのか全く分からなかった。私のキャリアにとってかなりのリスクであったが、それ以来、ただただ信じられないような冒険だった」
「ファクトリーとレースチームの素晴らしい人材と働くことは、私にとってとても光栄で素晴らしいことだった」
「小休止」を取る
レッドブルチームが2022年以降、最高峰カテゴリーを圧倒的に支配しているにもかかわらず、なぜ今この時期に退職を選んだのかと尋ねられたニューウェイは、次のように答えた。
「F1は私を虜にし、私は今かなり長い間それに取り組んできた」
「2021年は、シーズンを通してメルセデスとの接戦に加え、RB18の研究開発に全力を注いだため、非常に多忙な年だった。RB18はこの世代のマシンの基礎となるもので、ある時点で、私は少し『疲れた』という気分になってしまった」
「(2023年から2024年の間の)冬の間、そして今年の出来事が進むにつれて、少し考え、私はとても幸運な立場にいる。生きるために働く必要はない。私は仕事が好きだから働いているが、少し距離を置いて、小休止を取り、人生を見つめ直し、少し旅行をするのに良いタイミングだと感じた」
「妻のマンディと犬たちと一緒に、おそらく旅に出て、キャンピングカーか何かで、フランスを横断して、人生を楽しむのだと思う。そして、いつかは分からないが、『次の冒険の時が来た』と言う日がくるかもしれない。でも今のところ、何の計画もない」
ここ数週間、エイドリアン・ニューウェイの将来について、ルイス・ハミルトンを含む多くのドライバーたちがニューウェイと働きたいと述べていることから、ニューウェイはフェラーリかアストンマーティンで長いキャリアを終えるのではないかと憶測が飛んでいる。
将来、ルイス・ハミルトンと一緒にフェラーリに加入する可能性について、エイドリアン・ニューウェイは、「ルイスがそう言ってくれるのは本当に嬉しいことで、とても光栄。でも今のところ、小休止を取って、その後何が起こるか見守るだけ」と答えた。
エイドリアン・ニューウェイは今後、レッドブルでのF1部門から距離を置き、7月にグッドウッドで初公開されるハイパーカーRB17の開発に専念する。
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