ラッセル、ドライバーの出場停止措置にポジティブな側面を見出す
メルセデスのジョージ・ラッセルは、ドライバーの出場停止措置にポジティブな側面があると考えている。
若手ドライバーがレギュラードライバーと交代し、F1の大舞台で実力を示す機会になると語った。
この話題は、ハースのケビン・マグヌッセンが今年わずか6レースで、12ヶ月の期間に使用可能な12ポイントのうち10ポイントのペナルティポイントを獲得したことを受けて注目されている。
このポイントに達すると、マグヌッセンは1レース出場停止になる可能性がある。
今年は過去最多の24レースが予定されているが、この12ポイントの制限は引き上げられていないため、ケビン・マグヌッセンにとって出場停止のリスクは非常に現実的なものだ。
マグヌッセンはこのことを十分に認識しており、今週末のイモラから新しいアプローチを採用する予定だという。
GPDAの理事を務めるジョージ・ラッセルは、レギュラードライバーの出場停止によって、若手ドライバーがF1でドライブする機会を得られることになると考えている。
ラッセルは、2012年のベルギーグランプリのスタート時に事故を引き起こしたロマン・グロージャンが1レース出場停止になって以来、この規則を強く支持している。
「過去20年間を振り返ると、何人のドライバーが出場停止になったかはわからないが、僕には1人しか思い浮かばない(2012年のグロージャン)。一方、サッカーの試合では、レッドカードを受ける選手が定期的にいる」と、ラッセルは金曜日にイモラで語った。
「出場停止になったら、若手ドライバーが自分の実力を示す機会になるかもしれないと考えることもできる」と彼は付け加えた。
「出場停止は少し厳しいかもしれないが、罰せられずに済むようなことがあってはいけない」
2012年以来、F1ドライバーが出場停止になったことはない。
一方で、医療上の理由やケガで欠場したドライバーは何人かいる。
最近では、フェラーリのカルロス・サインツが虫垂炎のために2024年のサウジアラビアグランプリを欠場した。
サインツの代わりに急遽起用されたのは、フェラーリのリザーブドライバーである若手のオリバー・ベアマンで、7位入賞を果たすなどレースで高い潜在能力を示した。
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