ペレス、モナコでのクラッシュがレッドブルに大打撃
モナコグランプリのスタート直後に壮絶なクラッシュに見舞われたレッドブルのセルジオ・ペレスは、シーズン8戦目のオープニングラップで数メートルを走行した後、数秒のうちにマシンが粉々に砕け散るのを目の当たりにした。
幸いなことに、ペレスはマシンの残骸から一人で無事に脱出することができたが、この事故に関連するコストは莫大なものとなってしまった。
実際、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ペレスの事故車の修理費用は200万から300万ユーロに上ると述べている。
「チェコ(ペレス)は1周目に高価なクラッシュをした。これは我々に200万から300万ユーロのコストがかかる」とマルコはに語った。
「これは予算上限の大きな不利益になる。このような損害は開発予算に影響を与えるからだ」
また、マルコは、モナコでペレスのRB20に搭載されたパワーユニットとギアボックスが損傷した場合、数レース後にペナルティを科される可能性があると述べた。
これにより、レッドブルは次のカナダグランプリで新しいコンポーネントを搭載せざるを得なくなり、シーズン残りのペレスの予備パーツのプールに必然的に影響を与えることになる。
「ギアボックスとエンジンがどうなっているかわらないが、事故によって許可された割り当てを超えてしまった場合、追加のペナルティが科される可能性がある」とマルコは付け加えた。
事故そのものについて、マルコは、ペレスのレッドブルに後ろから衝突したハースのケビン・マグヌッセンが、その動きにおいて少し楽観的過ぎたと考えているようだ。
「チェコは自分のレーシングラインにいた。マグヌッセンはそれについて楽観的すぎたかもしれないが、我々はそれを受け入れなければならない。このような事故のリスクは確かに存在し、我々はそのコストを負担しなければならないのだ」
モナコグランプリを終えて、セルジオ・ペレスは現在、ドライバーズランキングで5位につけており、4位のカルロス・サインツに1ポイント、3位のランド・ノリスに6ポイント、2位のシャルル・ルクレールに31ポイント、現在ランキングトップのチームメイトのマックス・フェルスタッペンに62ポイント遅れている。
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