アロンソ、ダブルポイントを獲得したアストンマーティンを評価
カナダグランプリで再びトップ10入りを果たした後、フェルナンド・アロンソはアストンマーティンのパフォーマンスを賞賛した。アロンソとチームメイトのランス・ストロールは、モナコで困難な週末を過ごした後、カナダでダブル入賞を果たした。
シーズン序盤は着実に得点を重ねていたアロンソだが、イモラでの厳しい戦いの末に19位と絶望的な結果に終わり、ポイント獲得の記録が途切れた。その後モナコでもQ1で予選を終え、レース本番で11位に終わるなど、苦しい週末となった。
しかしモントリオールでは幸運が訪れ、変わりゆく天候と2回のセーフティーカー導入の中、スタートした6番手グリッドと同じ位置でフィニッシュした。再び上位でポイントを争えたことについて、グランプリ後アロンソは次のように説明した。「ああ、チームにとって素晴らしいレースだった」
「両車ともにポイント獲得することが目標だったので、6位と7位は良い結果だ。コンディションが非常に難しく、大半のレースでドライラインはわずか2mしかなかった」
「そこから外れるとグリップがなくなるので、本当にストレスがたまる。コックピット内は大変だったと思う。みんなおつかれさま」
アストンマーティンは、シーズン通してレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスという上位4チームから遅れを取っているが、カナダでの好パフォーマンスが進歩の兆しとなったことを願っている。
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで好結果を残せたのは、本当にクルマへの理解が深まったためか、それとも単にコースの特性が合ったのかについて、アロンソは次のように答えた。
「2つの理由が組み合わさっていると思う。今はマシンに満足しており、多くのことが理解できた。より競争力が出てきていると思う。しかし同時に、モントリオールは僕たちのパッケージに合ったコースと考えていた」
「バルセロナではどうなるかわからないが、チームは次のレースに向けて新部品の導入に懸命に取り組んでいる。この競争力のある水準が維持できることを願っている」
チームメイトのストロールも、自身にとって最高の母国結果となった7位に「本当に満足している」という。ストロールもアロンソと同様に、AMR24がコースに合っていたことが好結果につながったと振り返り、最大限の力を発揮できたと評価した。
「このコースが僕たちに合っていたと思う」とストロールはコメントした。「週末に入る前から、ここは僕たちに良いコースになると分かっていた。そして実際にそれを活かせてよかった」
「6位と7位でチームに多くのポイントを獲得できた。ポイントを取れる位置にいるときは最大限に活かさなければならず、今日はそうできた。マシンが競争力を発揮できていた」
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