ストロール、2025年の構想について現状を語る
ランス・ストロールは、ドライバー市場でさらなる動きがある中、今後もアストンマーティンの成長に貢献したい意向を明かした。
ストロールは2019年、チームがレーシング・ポイントと呼ばれていた時代に父ローレンス・ストロールが率いる投資家グループによってチームが買収された際に加入した。その後2021年にアストンマーティンに改称された。
チームメイトは当初セルジオ・ペレス、2021-22年はセバスチャン・ベッテル。2023年にはフェルナンド・アロンソが加わり、アロンソは最近2026年までの新契約を交わした。
自身の構想について尋ねられ、ストロールはシルバーストンの新ファクトリー建設など近年の発展を踏まえ、2025年もグリッドに残る意向を改めて示した。
「そうだね、その通りだ。最近よく聞かれる質問だが、シルバーストンで起きていることはすごく興奮する。この数年でチームは成長を続け、僕もそれに関わり続けていきたいと考えている」とストロールは語った。
一方で、シーズン通してコンスタントな進歩を維持するにはまだ課題があると認めた。
アストンマーティンは2024年シーズンを物足りない結果で折り返した。前年は好発進したものの、ライバル勢に開発で追い抜かれる形となった。
この停滞の原因を問われると、ストロールはこう振り返った。「確かにその傾向がある。昨年もそうだった」
「序盤は常にトップ5争いだったが、今年もワンラップペースは速かったものの、デグラデーションに苦しみ、トップ5~7位が関の山だった」
「最近では良い週末でようやく1、2点が精一杯。これはチームの望むところではない。問題の所在は理解している。方向性や選択を間違えたところがあるのもわかっている」
「今は、その問題に対処する新しいアップグレードを投入し、状況を改善することが肝心だ。しかし一朝一夕で出来ることではない」
「現実的な期待は、あまり多くはないが数レースはかかるだろう。まだ13か14レースある長いシーズンだ。僕たちには課題がある」
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