ラッセル、オーストリアGPでのバトルを期待

メルセデスのジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンは、オーストリアグランプリの予選後、対照的な感情を共有した。2人はそれぞれグリッドの3位と5位からレースをスタートする。

ラッセルは最近の励みになるパフォーマンス（カナダでのポールポジションを含む）を土台に、土曜日の予選でレッドブルのマックス・フェルスタッペンとマクラーレンのランド・ノリスに次ぐトップ3を締めくくった。

その結果を振り返り、自身の努力に満足しているかと尋ねられ、ラッセルは次のように語った。「ああ、間違いなく。今、クルマの感触が本当に素晴らしい。チームはこれらのアップグレードをもたらすために懸命に働いてきた」

「特にフェラーリと本当のバトルができそうな感じだ。まだマクラーレンよりも少し遅れていると思うし、マックスとレッドブルは今日飛ぶように速かった。でも確実に僕たちにとっては良い方向に向かっている」

スプリントレースで4位でフィニッシュした後のマシンへの変更について、彼は付け加えた。「ウイングレベルを変更した。それが少し助けになった…明日の（タイヤ）デグラデーションにも役立つと思う。3番手になって嬉しい。明日のレースを助けるために予選を少し犠牲にしたと思う」

「事実はマクラーレンがまだ僕たちよりも優位にあるが、さっきも言ったように、3レース連続でルイスと僕がトップ3に入っていることは本当に素晴らしい」

ラッセルはその後、冗談めかしてレース日の計画を共有し、スプリントでのフェルスタッペン、ノリス、そしてオスカー・ピアストリを巻き込んだホイール・トゥ・ホイールのアクションを指摘した。

「この2人（フェルスタッペンとノリス）はスプリントレースでかなり危なっかしかったから、僕は後ろに下がって彼らのやることを見て、うまくインサイドをすり抜けられればいいなと思う！」とラッセルは笑顔でコメントした。

「しかし現実的には彼らは僕たちよりもペースがある。僕たちのレースはおそらく、その後ろになるだろう。自分たちのレースを妥協しすぎないことが重要だ。どうなるか見てみよう」

一方、ハミルトンは再び、可能性のあったものを悔やむことになった。彼のスピードの兆しは、予選を通じてアンダーステアに苦しんだ後、最終Q3ラップのミドルセクターでのミスによって台無しになってしまった。

「難しかったわけではない。限界にいただけだと思う」と彼は予選後に語った。ハミルトンのベストラップはラッセルよりも0.06秒遅かった。「僕は…苦戦していた。なぜか多くのアンダーステアがあり、ウイングを多く追加することができなかった」

「トップは全員がとても速く、僕たち全員の間はかなり接近している。最後のラップには比較的満足しているが、ミドルセクターはかなり良くなかった、あるいは望んでいたほど良くなかった。3コーナーと4コーナーで少し時間を失ってしまった。もしそれら2つを完璧にできていたら、おそらくトップ3に入れていただろう」

明日の表彰台の可能性について問われると、彼は次のように付け加えた。「かなり難しいと思う。フェラーリとは確実に戦えると思うが、マクラーレンと戦えるかどうかはわからない。確実に前進して、そこまで上がれるかどうか頑張ってみるよ」

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