フェラーリ、SF-24の新仕様を断念

フェラーリは、金曜日のフリー走行で2つの異なる構成を評価した後、シルバーストーンの残りの週末について、SF-24を以前の仕様に戻す決断をした。

金曜日のシルバーストーンで、フェラーリの2人のドライバーはSF-24の2つの異なる仕様で走行し、チームエンジニアが2レース前のスペインで導入されたアップデートの動作についての情報収集を継続できるようにした。シャルル・ルクレールはオーストリア仕様（最新仕様）のクルマで走行し、カルロス・サインツはカナダ仕様（古い仕様）を使用した。

しかし、金曜日の夜にさまざまなデータを分析した後、フェラーリのエンジニアは最終的に両方のマシンを古い仕様に戻すことを決定した。これは主に、新仕様でより多くのバウンシングが発生したためだという。

「我々は今日（土曜日）、古い仕様に戻すことを決定した。新仕様ではより多くのバウンシングがあり、シルバーストーンの高速コーナーでは、新しいパーツを装着することのトレードオフが十分にポジティブではなかったためだ」とフレデリック・バスールは予選後に説明した。

土曜日の変化する状況下で行われた予選の結果、カルロス・サインツはスターティンググリッド7番手に入ることができたが、シャルル・ルクレールは11番手に留まった。

フレデリック・バスールは、日曜日のレースが自チームにとって長く困難なものになることを予想しているため、少しの雨を期待している。これがフェラーリのドライバーたちに有利に働く可能性があるからだ。「レースに関しては、我々のグリッドポジションを考えると、雨が降ればレースはより混沌としたものになり、それは乾いた午後よりも我々に適しているかもしれない」とバスールは付け加えた。

「良いポイントを持ち帰りたいなら、戦略を磨き上げ、完璧にレースを遂行する必要がある」

イギリスグランプリのスタートを前に、フェラーリはコンストラクターズランキングで2位につけており、トップのレッドブルに64ポイント差をつけられている。

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