フェラーリ、望ましくないパッケージを修正
フェラーリは、SF-24に導入されたアップデートパッケージが期待に完全には応えなかった困難な3連戦の後、トップに戻る固い決意を持ってハンガリーグランプリに挑む。
シルバーストーンでの金曜日のプラクティスでは、フェラーリの2人のドライバーがSF-24の異なる2つの仕様で走行し、チームエンジニアが2レース前のスペインで導入されたアップデートの挙動に関する情報を継続して収集できるようにした。シャルル・ルクレールはオーストリア仕様(最新仕様)のクルマで走行し、カルロス・サインツはカナダ仕様(旧仕様)を使用した。
金曜日の夜にデータを分析した後、フェラーリのエンジニアは最終的に、イギリスグランプリの残りの週末は両方のマシンを旧仕様に戻すことを決定。これは主に、新仕様でバウンシングが増加したためだ。
イギリスグランプリと今週末(7月19日から21日)に予定されているハンガリーグランプリの間の短い休憩期間で、フェラーリはシルバーストーンで収集したすべてのデータを詳細に分析し、SF-24の挙動を改善するための修正を実施することに成功した。
そのため、フェラーリは2024年シーズンの第13戦であるハンガリーに、新しいフロア進化版を持って臨む。フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスールは次のように説明した。
「ハンガリー前の1週間の休憩で、過去3レースのすべてのデータを詳細に検討することができた」
「最新の進化パッケージが空力ポイントの面で期待通りの利点をもたらしていることがわかった。しかし、同時にクルマの操縦を難しくする副作用もあった」
「ファクトリーで懸命に作業を行い、ブダペストでは、ドライバーが能力を最大限に発揮できるクルマを提供すると信じているフロアの進化版を持ち込む」
「今シーズンは100分の1秒単位の争いをしている。そのため、シャルルとカルロスは自分たちの最高のパフォーマンスを発揮し、クルマを信頼できるようにする必要がある。これはレースで最高の結果を得るためだけでなく、さらに重要なことに、予選でクルマを限界まで押し上げる必要がある場面でも重要なことだ」
「ハンガロリンクに持ち込むパッケージで、私たちが最前線に立てると確信している」とバスールは付け加えた。
ハンガリーグランプリを前に、フェラーリはコンストラクターズランキングで2位につけており、レッドブルに71ポイントの差をつけられているが、3位のマクラーレンとはわずか7ポイント差だ。
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