【ブラジルGP FP1】ノリスがトップタイム
2024年ブラジルGPのフリープラクティス(FP1)では、マクラーレンのランド・ノリスが最速タイムを記録し、ジョージ・ラッセルとオリバー・ベアマンがそれに続いた。マックス・フェルスタッペンは15位に留まった。
ベアマン、再びF1マシンのステアリングを握る
ドライバーたちがブラジルのインテルラゴス・サーキットでマシンに慣れる時間は、わずか1時間ほどだった。今シーズン3回目となるベアマンがF1に出場。ベアマンは体調不良のケビン・マグヌッセンの代役としてハースに加わった。
ほとんどのドライバーがソフトタイヤでコースに出たが、サンパウロの天候は晴れ間が続かないため、ウェットタイヤとインターミディエイトタイヤの使用も考慮に入れる必要がありそうだ。
まだラバーが十分に付着していない路面状態で、多くのドライバーがサーキット最終コーナーでスライドする姿が見られた。フェルスタッペンは、エンジニアにRB20のグリップが不足していることを伝えた。なお、フェルスタッペンは日曜日のグランプリで5グリッド降格のペナルティを科されることになる。
走行開始20分後、フェルスタッペンが暫定トップに立ち、その後ろにラッセル、セルジオ・ペレス、カルロス・サインツ、そしてソフトタイヤを履いたリアム・ローソンが続いた。
ローソン、トップ10入り
その後、ルイス・ハミルトンがフェルスタッペンとラッセルの間に割って入り、上位3台の差は0.1秒以内に収まった。一方、フェルナンド・アロンソは回復の兆しを見せ、トップ5に位置した。アロンソは、ブラジルに戻る前にヨーロッパで治療を受ける必要があった。
ドライバーズチャンピオンシップでフェルスタッペンと争うノリスは、セッション中盤では15位に留まり、フェルスタッペンから1秒近く遅れていた。チームメイトのオスカー・ピアストリはトップ10圏内だった。
レッドブルでペレスの後任候補とされるリアム・ローソンは10位で好印象を残し、チームメイトの角田裕毅を大きく引き離した。最近のレースで調子を上げているアルピーヌは暫定13位と14位につけていた。シーズン当初から最後尾を争っているザウバーの周冠宇とバルテリ・ボッタスは、引き続き最後尾だった。
セッション終了20分前、ドライバーたちはソフトタイヤに交換し、タイムアタックを開始。最初にトップに立ったのはラッセルで、1分10秒791のタイムを記録した。
ノリス、FP1で最速タイム
現在好調なマシンを操るベアマンは、3番手につけた。最終的にノリスがトップタイムを記録して、このセッションは終了。
トップドライバーたちはタイムを更新せず、スプリント予選に向けて駆け引きを残した。
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