ノリス、フェルスタッペンに挑む準備ができていなかったと明かす
マクラーレンのランド・ノリスは、今年はマックス・フェルスタッペンとドライバーズタイトルを争うための準備が整っていなかったことを認めている。
2024年のF1シーズンは、ランド・ノリスとマクラーレンにとって穏やかなスタートとなり、最初の表彰台はオーストラリア、初勝利はマイアミだった。その間、マックス・フェルスタッペンは勝利を重ね、オーストラリアでのリタイアによりカルロス・サインツに1度だけ連勝を阻まれた。レッドブル、特にフェルスタッペンが圧倒的に支配したシーズン序盤を経て、ノリスは2024年にフェルスタッペンとタイトルを争えるとは考えていなかったようだ。
「ああ、シーズンで優勝を目指して臨むというのは、今年僕たちが持っていた考え方とは全く違う。シーズンを通して状況は異なっていた」
「シーズン開始時、僕たちはトップチームのペースから何光年も離れていた。年初は3番目か4番目に速いチームでだった。そしてそれは長く続いた。レッドブルは非常に強く、年間を通して他のどのチームよりも圧倒的だった。僕たちは非常に速く、ほとんどの場合最速のチームの一つだったが、その差は非常に小さいものだった。そのため、彼らが年初に作り出した差を取り戻すのは事実上不可能に近かった」
エミリア・ロマーニャグランプリ後、両ドライバーの差はわずか52ポイントだった。しかし、その後マクラーレンがコンストラクターズランキングでレッドブルをリードする一方で、ドライバーズランキングではフェルスタッペンは大きなリードを保ち、現在では62ポイント差に広がっている。この状況で、シーズン残り3戦のラスベガスで、フェルスタッペンは4連覇目前だ。今週末のタイトル獲得には、レース終了時にノリスの前でフィニッシュするだけで十分だ。
「僕はとても良い仕事をしたと感じているが、いつも得られることの一つは、自分や、チームとしての仕事が良かったのか悪かったのかについての正直な評価だ。そして僕は正直に話す」とノリスは続た。「チームとしてやるべきことができていなかったレースがたくさんあった。例えば、シルバーストンは恐らくワンツーフィニッシュができたはずのレースだった。でも、それとは程遠い結果に終わってしまった」
ノリス「僕たちは期待に応えられていなかった」
ノリスは、シーズン開始時にはフェルスタッペンと戦う準備が十分にできていなかったことを認めている。しかし、フェルスタッペンに挑戦するために必要なレベルに近づくまで成長したと考えている。
「チームとして、チャンピオンになるために必要なことができていなかった時もあったし、僕自身もチャンピオンシップを獲得するために必要なことができていなかった時が多くあった」とノリスは付け加えた。
「おそらく僕はレッドブルやマックス(フェルスタッペン)と戦う準備ができていなかった。今なら準備ができていると思うが、それにはもう遅すぎるだろう」
【関連記事】
- 角田、アメリカ入国禁止寸前の状況を語る – Shiga Sports
- ノリス、フェルスタッペンを最高のドライバーと評価 – Shiga Sports
- ラッセル、GPDA対FIAの現状を嘆く – Shiga Sports
- ハミルトン「ブラジル後、本当はメルセデスに戻りたくなかった」 – Shiga Sports
- フェルスタッペン、FIAのヴィティッヒ解任を奇妙と指摘 – Shiga Sports