【ラスベガスGP FP3】ラッセルがトップタイム
ラスベガスGPでの20名のドライバーによる最後のフリープラクティス(FP3)開始時は、一部のドライバーがレースに向けてタイヤの慣らしに時間を使った。今週末の継続的な問題として、トラックは非常に埃っぽく、その結果として非常に滑りやすい状態だった。
ドライバーたちがタイムを刻み始めるまで、セッションの半ばまでほぼ待つ必要があった。ソフトタイヤを装着したオスカー・ピアストリとランド・ノリスがタイムシートのトップに位置し、ピアストリは1分35秒台を記録した。
昨日大きな苦戦を強いられたレッドブルは、今日は全く異なる仕様で戻ってきた。新しいウイングとエンジンカバーで、予選前に巻き返しを図りたい考えだ。しかし残念ながら、状況は前日と同様に複雑で、マックス・フェルスタッペンはマシンが操作不能で、クラッシュしそうだと述べた。
このセッションで1分35秒を切った最初のドライバーは、ハースのケビン・マグヌッセンだった。チームメイトであるニコ・ヒュルケンベルグが3番手で続いた。ここ数レースで好調なハースマシンは、トップチームと同じような順位で好印象を与え続けている。
暫定ベストタイムを記録し、ルイス・ハミルトンは自信を深めた。FP1とFP2のトップだったハミルトンは慎重な姿勢を見せ、マシンがFP3でも同じように振る舞うかどうかを見極めたいと述べていた…そしてそうなったようだ。セッション終了20分前の時点で、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンがトップを争い、セルジオ・ペレスとフェルスタッペンは最後尾付近に位置していた。
ソフトタイヤに交換したペレスは11番手が精一杯だった。一方、フェルスタッペンは、マシンが困難に直面しているように見えながらも、ベストタイムを記録した。
セッション終了7分前、カルロス・サインツ(フェラーリ)とラッセルが1分34秒を切った最初のドライバーとなり、ラッセルは1分33秒570のタイムを記録した。
セッションは、ランス・ストロールのマシンがコース脇で停止したことによるレッドフラッグで中断された。
ラッセルがセッションのベストタイムで終え、メルセデスは3回のフリープラクティス全てでタイムシートのトップを占めることができた。ラッセルはピアストリ(マクラーレン)とサインツを上回った。
順位 | ドライバー | チーム | タイム差 |
---|---|---|---|
1 | G. ラッセル | メルセデス | - |
2 | O. ピアストリ | マクラーレン | +0.215 |
3 | C. サインツ | フェラーリ | +0.348 |
4 | L. ノリス | マクラーレン | +0.438 |
5 | M. フェルスタッペン | レッドブル | +0.567 |
6 | L. ハミルトン | メルセデス | +0.771 |
7 | A. アルボン | ウィリアムズ | +0.837 |
8 | F. コラピント | ウィリアムズ | +1.153 |
9 | K. マグヌッセン | ハース | +1.313 |
10 | P. ガスリー | アルピーヌ | +1.335 |
11 | N. ヒュルケンベルグ | ハース | +1.338 |
12 | C. ルクレール | フェラーリ | +1.371 |
13 | S. ペレス | レッドブル | +1.491 |
14 | E. オコン | アルピーヌ | +1.890 |
15 | F. アロンソ | アストンマーティン | +2.368 |
16 | Y. 角田 | VCARB | +2.645 |
17 | V. ボッタス | ザウバー | +2.842 |
18 | L. ローソン | VCARB | +2.974 |
19 | L. ストロール | アストンマーティン | +3.380 |
20 | G. ジョウ | ザウバー | +3.418 |
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