フェルスタッペンが明かすメルセデスやフェラーリとの関係─ F1後の未来も視野に
F1ワールドチャンピオン、マックス・フェルスタッペンがオランダのストリーミングサービスViaplayのロングインタビューに登場し、メルセデスやフェラーリ、アストンマーティンとの関係や将来のキャリアについて語った。
メルセデスからの接触とレッドブルへの忠誠
フェルスタッペンは、レッドブルが揺れ動く中、トト・ヴォルフ率いるメルセデスが彼をチームに迎え入れようと接触してきた事実を認めた。しかし、その一方で彼はこう強調する。
「大きなチームが僕に興味を示すのは理解できる。でも、僕は今のレッドブルにとても満足しているし、ここは第二の家族のような存在だ。すぐに決断して他のチームへ移るような人間ではない」と、フェルスタッペンは忠誠心を示した。
こうした接触はフェルスタッペン本人だけでなく、父ヨス・フェルスタッペンや彼のマネジメントチームとの間でも話し合われたという。しかし、フェルスタッペン自身は冷静に対応し、こう締めくくった。
「他チームと話し合いをすること自体に問題はない。でも、最終的には今の居場所が一番好きなんだ」
F1後のビジョン─ 耐久レースや自身のチーム設立も?
フェルスタッペンはF1キャリアの先についても言及し、さまざまな目標を抱いていることを明かした。
「F1から引退したら、耐久レースや自分のチームを持つことにも興味がある。そうなると、どのチームと組むのかが重要だ。メルセデス、フェラーリ、アストンマーティン。F1以外でも彼らは魅力的な存在だ。もちろん、レッドブルもF1以外で大きなプロジェクトを展開している」
将来的な選択肢をオープンにしつつも、現時点では冷静だ。
「僕はまだ若いから、これから多くのことが起こるだろう。今すぐに決断する必要はない。最終的には、自分にとって最善の選択をするつもりだ」
F1の舞台裏 ─ チーム代表の駆け引き
トト・ヴォルフが他チームの不安定化を試みたという指摘についても、フェルスタッペンは次のように語った。
「チームの代表というのは、常にライバルを揺さぶるものだ。ドライバーの移籍に限らず、ルールの解釈でもそう。毎年必ず口論が起こるのがF1の世界なんだよ」
今後も注目されるフェルスタッペンの動向
フェルスタッペンはレッドブルの中心に留まりながらも、F1外のビジョンを視野に入れている。チームの未来、そして彼自身の新たな挑戦に、今後も目が離せない。
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