【モナコGP決勝】レースの勝者と敗者…ホーナー氏から角田選手へのアドバイス!?
モナコGP決勝日は素晴らしい天気の中開始し、多くのセレブリティがパドックに訪れていていた。
当初、今年のモナコGPもいつも通り目立ったオーバーテイクなどは見られず典型的なものになると予想していたが、レース終盤の雨が全てを変えた。
【モナコGP決勝戦が行われた日曜日のレースレポート】
レッドブルのフェルスタッペン選手はまたしても予選・決勝ともに素晴らしいパフォーマンスをみせつけ、優勝を飾った。今年のフェルスタッペン選手の勢いは、もう誰にも止めることはできないかもしれない。
対するアストンマーティンのアロンソ選手は、保守的なタイヤ戦略を取った。
リードを取れるチャンスがありつつも、かなり遅めにミディアムタイヤに交換。その後、雨が強くなってきたために、再度ピットインしタイヤをチェンジする事になった。
一方、アルピーヌのオコン選手も素晴らしいパフォーマンスを見せた。
3位表彰台を飾るのは、オコン選手にとっては勿論のこと、CEOを務めるローラン・ロッシ氏からの大きなプレッシャーがあった事もあり、チームにとってもサフナウアー代表にとってもとても重要な結果となった。
オコン選手は、次戦のスペインGPでも引き続き結果を証明し続ける必要がある。
今回のモナコGPで予想外の敗者となったのはレッドブルのペレス選手。
アグレッシブに攻めすぎたマシンをコントロールする事が出来ず、最悪の予選・レースとなり、
レース後、ペレス選手は「今週末のことは出来るだけ早く忘れたい」とこぼしていた。
今回の一戦で、チームメイトであるフェルスタッペン選手とのチャンピオンシップ争いが難しくなったのは言うまでもない。
フェラーリのサインツ選手も同様に、チームメイトであるルクレール選手をリードし、更なるポイントを稼げるレースだったように見えたが、アグレッシブ過ぎたことと雨による影響でマシンを滑らせ、4位か5位入賞も可能だったところを8位で終えた。
最後はアストンマーティンのストロール選手。
予選・決勝ともに最悪のパフォーマンス、残念な試合となってしまった。
また、F2の岩佐選手はフィーチャーレースで10位、ランキングでは現在69Pで3位につけている。
ここでスクーデリア・アルファタウリの選手、そしてレッドブルレーシング代表からのコメントを紹介。
ニック・デ・フリース選手
「アルボン選手とボッタス選手と良い戦いができました。雨が降ってきて、グリップやタイヤ、ブレーキが冷えて無くなってしまい、みんな苦労していたけど、ただ生き残るためにベストを尽くしていました。」「今回学んだことは自分に流れが来るまで我慢強くチームと仕事をすること、ポジティブに考え続けること。」
「だんだんとトップ10に近づくポテンシャルにマシンも近づいてきていると思います。」
「ただ中団争いはかなりタイトなので、相当プッシュし続けないといけません。」
「アップグレードがありましたが、それを全て理解するのはかなり難しいトラックでした。」
「コンディションがもっと良い時に色々と確認する必要があります。」
「僕にはブレーキのトラブルというのは特にありませんでしたが、恐らくみんなブレーキやタイヤが冷えしまっていたと思うし、それに苦労していました。」
角田裕毅選手
「ブレーキトラブルがありました。」
「全く効かなかったです。暖まりませんでした。」
「途中まではかなり良いペースだったので、そこまでは良かっただけに残念です。」
「ブレーキトラブルさえなければポイント獲得できていたと思います。」
「次ポイント争いがまた出来るように切り替えます。」
モナコGP決勝前に行ったホーナー氏への独占インタビューより、角田選手へのアドバイス・コメントを下記抜粋。
「レッドブルに昇格するための私からのアドバイスとしては、彼のスピード、角田選手が持つ天性の才能に疑問はありません。」
「ただ彼は経験をさらに積むことと、レースや状況を深く読み、プレッシャーに対処するスキルにもっと幅を持たせる必要があるだけです。」
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