スライエム、F1ドライバーの言動規制を擁護 ―「スポーツへの敬意が不可欠」と強調

スポンサーリンク

国際自動車連盟(FIA)の会長であるモハメド・ビン・スライエムが、F1ドライバーの不適切な発言に対する新たな規制措置の導入を擁護した。この規制は、F1を含むFIA管轄下の全モータースポーツ選手権に適用される。

FIAの国際競技規則(ISC)の付則として最近追加された新ガイドラインでは、宣誓行為やFIAに対する敵対的発言などの違反行為に対し、厳格な制裁措置を定めている。重大な違反や再犯の場合、高額な罰金に加え、ポイントの剥奪や出場停止処分も視野に入れている。

この決定は、モータースポーツ界で大きな議論を巻き起こしている。レース中の感情的な反応は競技の一部であり、熱のこもった状況下でドライバーに完全な自制を求めるのは非現実的かつ不公平だとの声も上がっている。また、過度の規制によってスポーツの魅力が失われることを懸念する意見も多い。

これに対しビン・スライエムは、F1ドライバーには「責任」があると主張。新ルールの受け入れと遵守を求めている。

スポンサーリンク

マドリードで開催されたサミットで、オランダメディア「テレグラフ」の取材に応じたスライエムは、「私がラリーでドライブしていたとき、特定の規律がった。これはこのスポーツのすべての人にとって非常に重要だ」と自身の経験を引き合いに出し、「ドライバーはスポーツの大使的な存在だ」と強調した。

さらに、「結局のところ、親が自分の子供を属させたくない「悪い」スポーツであるという印象を与えてほしくない」と述べ、スポーツの健全性維持の重要性を訴えた。

「F1ドライバーは子供ではなく大人だ」と指摘し、「彼らの仕事において、彼らはFIAと一般の人々に対して責任を負っている。彼らはスポーツのルールを尊重しなければならない」と結論付けた。

この新規制の実際の運用と、F1界への影響について、今後も注目が集まりそうだ。

スポンサーリンク

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿