ペレス、キャデラックと交渉で2026年にF1復帰か
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セルジオ・ペレスが、レッドブルでリアム・ローソンにシートを譲ることが決まってから2ヶ月、F1グリッドへの復帰を目指す新たな動きを見せている。
ペレスは現在、2026年シーズンのF1参戦を目指すキャデラックF1プロジェクトと交渉を進めているとされている。
ゼネラルモーターズ(GM)主導のこのプロジェクトは、F1とFIAから正式な承認をまだ得ていないものの、参戦に向けた準備は着実に進展。マラネロには2年間の安定した基盤がある。
ドライバーラインナップについて、キャデラックは経験豊富なドライバーを求めている。6勝を挙げ、F1で14年のキャリアを持つペレスは、マックス・フェルスタッペンの元チームメイトとして、キャデラックにとって理想的な候補と目されている。
情報筋によると、ペレスはレッドブルからの離脱が決まった直後から、この新しいF1チームと接触を持っていたとされ、35歳のペレスがまだF1での現役続行を望んでいることを示している。
ただし、チームの参戦には2026年のF1マネジメント(FOM)とFIAからの最終承認が必要だ。両組織はまだキャデラックの2026年参戦を正式に認めていないが、この段階では形式的な手続きと見られている。
2024年11月末にプロジェクトの進展が確認されて以降、最終承認に時間を要している。これは当初、2026年にグリッドを11チームに拡大することに消極的だったFOMの姿勢が大きく変化したことを示している。
キャデラックF1プロジェクトは急速に規模を拡大しており、すでに300人以上のスタッフを雇用。複数のパーツサプライヤーとも交渉を進めているという。これらは2026年の正式参戦認可がまだ下りていない中での動きだ。
しかし、F1参戦の正式承認がまだ得られていない現状では、ペレスとGMが支援するチームとの間で、近い将来に契約合意に至る可能性は低いとみられている。
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