【マイアミGP】スプリントの接触にローソン「僕はアロンソより前にいた」― 5秒ペナルティへ

レーシングブルズのリアム・ローソンは、マイアミGPスプリントレース中に起きたフェルナンド・アロンソとの衝突により、FIAから5秒のタイムペナルティとペナルティポイント1点を科された。この判断により、ローソンは今シーズン初となるポイント獲得の機会を失った。
接触は15周目に発生。ローソンがマシンのリアに接触したことで、アロンソはスピンして壁に激突し、レースを終えることができなかった。
レース後のインタビューでローソンは「彼はコールドタイヤで出てきて、僕は既に1周走っていた。ラップの早い段階で追い抜こうとしていた」と説明。「DRSを待ち、エイペックスで自分のタイヤを前に出して追い抜こうとした。そこで僕は前に出ていたが、彼に押し出された」と振り返った。
「その時点でコンクリートの壁に当たりそうだった。避けようとしたが、彼はスペースを残さなかった」と主張するローソンは、「明らかにこれは私の意図ではなかったが、自分のタイヤが前に出ていたと感じている」と付け加えた。
しかしFIAはレース後の調査で、ローソンに主な過失があると判断し、5秒のタイムペナルティを科すことを決定した。
また、4位でフィニッシュしたアレックス・アルボンはセーフティーカー中の違反によりペナルティ、8位でフィニッシュしたオリバー・ベアマンはアンセーフリリースでペナルティを受けた。
この罰則によりマイアミGPスプリントの上位8名の順位が修正された。ポイント獲得者は以下の通りだ。
- ランド・ノリス(マクラーレン)+8ポイント
- オスカー・ピアストリ(マクラーレン)+7ポイント
- ルイス・ハミルトン(フェラーリ)+6ポイント
- ジョージ・ラッセル(メルセデス)+5ポイント
- ランス・ストロール(アストンマーティン)+4ポイント
- 角田裕毅(レッドブル)+3ポイント
- アンドレア・キミ・アントネリ(メルセデス)+2ポイント
- ピエール・ガスリー(アルピーヌ)+1ポイント
ピットレーンスタートであった角田裕毅は6番手に順位を上げ、3ポイントを獲得した。
ローソンに対する今回のペナルティポイントにより、12ヶ月間の累積ペナルティポイントは6点となった。F1規則では、12ヶ月間に12ペナルティポイントを累積すると、1レースの出場停止処分となる。
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