ルクレール、マイアミGPでのチーム戦略に不満表明

マイアミGP後、フェラーリのシャルル・ルクレールは遠慮なく本音を語り、混乱したチーム指示によって困難な週末を過ごし「改善すべきだ」と率直に批判した。
ルクレールは、フェラーリが全体的なペースで苦戦したレースの中、チームメイトのルイス・ハミルトンの前の7位でフィニッシュラインを通過した。
この失望の中心にあったのは、二人のフェラーリドライバー間で長引いた場面だった。ミディアムタイヤを装着したハミルトンは、ハードタイヤのルクレールよりも速いペースを見せていた。そのため、フェラーリはルクレールにハミルトンに先を譲るよう要請。しかし、チームは明確な指示を出すのを遅らせ、キミ・アントネッリを追うための貴重な時間を失った。
ルクレールが最終的に順位を譲った時には、ハミルトンのタイヤはすでに最高のパフォーマンスを過ぎていた。その後、チームはハミルトンにルクレールに対してポジションを返すよう依頼。この一連のやり取りは、ハミルトンから皮肉交じりの反応を引き出すこととなった。
レース後、ルクレールは明らかな不満を表明し、チーム内での改善のために内部調整が必要だと指摘した。
「通常なら何か言うところだろうけど、今日は何も言うつもりはない」とルクレールはレース後に語った。「この話題は大きくなると思う。僕たちはもっとうまくやらなければならないのは確かだ。今日は理想的ではなかったし、僕たちは全ての可能性を活かすことからはほど遠かった。チームとして団結してより良い結果を出さなければならない」
ルクレールは、39周目にハミルトンにポジションを譲る前に、チームの指示についてもっと詳しく話し合うべきだったと示唆した。
「このタイヤでレース終盤まで行こうとしていたから、ポジション交換をする前にもう少し話し合うべきだったと思う」とルクレールは述べた。「タイヤを大事に扱おうとしていたから、すべてが繊細な状況だったんだ。カルロス(サインツ)がそれほど近づいてくるとは思っていなかった。これが状況をさらに複雑にしたけど、分析すべきことは多いと思う」
ルクレールは、ハミルトンに対して何の恨みもないことを強調し、自身がハミルトンの立場にいたとしても、同じように行動し、さらに攻めていたであろうことを認めた。
「ルイス(ハミルトン)がミディアムタイヤで走っていることを知っていた。彼は終盤までタイヤを持たせるために僕よりも少し難しい状況だった。僕たちはタイヤを大事にしなければならなかったんだ」と彼は付け加えた。「でも、彼が何か違うことを試してみたいと考えていることも理解している。僕も彼の立場なら同じことをしていただろうし、ルイスに対する恨みは全くないよ。彼が僕と同じようにクルマの可能性を最大限に引き出そうとしていることはわかっている。クルマの性能は現状通りであって、それがもどかしいんだ」
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