ホーナー氏、21年間のレッドブル在籍を経て離脱後初の公式コメント

クリスチャン・ホーナー氏が、レッドブル・レーシングからの突然の離脱について、ソーシャルメディアを通じて初めて公式にコメントした。
この離脱は本日正式に発表され、ホーナー氏は火曜日にレッドブルの上級管理陣により職務を解任されていた。
後任のCEO兼チーム代表には、元レーシング・ブルズのボスであるローラン・メキーズ氏が就任した。
インスタグラムでの短い声明で、ホーナー氏は離脱の経緯について詳細は明かさず、代わりにチームと長年共に働いてきた人々への感謝を表した。
「20年間という素晴らしい旅を共にした後、今日、私が心から愛したチームに重い気持ちでお別れを告げる」と彼は述べた。「皆さん一人ひとり、ファクトリーの素晴らしい人々が、私たちが達成したすべての中心であり魂だった」
「勝利も敗北も、歩みのすべてで、私たちは一つとなってお互いを支え合ってきた。そのことを私は決して忘れません。この壮大なチームの一員となり、そして率いたのは特権だった。私たちの集団的な成果と皆さんすべてを誇りに思う」
彼は続けた。「私たちのレース活動を可能にしてくれた素晴らしいパートナーとファンの皆さんに感謝する。皆さんのサポートが、謙虚な始まりからF1の強豪チームへと成長させ、6回のコンストラクターズ・チャンピオンシップと8回のドライバーズ・チャンピオンシップを獲得することを可能にした」
「同様に、ライバルの皆さんにも感謝する。皆さんがいなければレースは存在しなかった。皆さんは私たちを押し上げ、挑戦させ、夢にも思わなかった栄誉を達成することを可能にした。この競争がすべての勝利をより甘くし、すべての挫折を発展と成長の機会にした」
「F1は、絶え間ない野心、情熱、そして敬意の上に築かれたスポーツだ。ライバル関係は激しいものだったが、革新とレベル向上への相互の原動力こそが、この旅を特別なものにした」
「このモータースポーツの素晴らしい時代の一部となれたことは光栄だった。私たちが達成したこと、そして2026年に向けて準備中のことに大きな誇りを持って去る。そして今日F1を頂点まで押し上げたすべての人々への大きな敬意とともに」
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