カーレース映画おすすめ12選|名作から最新作まで年代別に徹底解説【2025年版】
カーレース映画の魅力と歴史
カーレース映画は、スピードとアドレナリンを求める観客に長年愛され続けているジャンルである。1960年代から現在に至るまで、技術の進歩とともに進化を遂げ、より迫力のある映像体験を提供してきた。
1960年代:カーレース映画の黄金時代の始まり
1960年代には、映画史に残る名作が次々と誕生した。『グラン・プリ』(1966年)は、その迫力ある映像効果で観客を魅了し、『ラブ・バッグ』(1968年)では愛らしいレースカー「ハービー」が多くの人々の心を掴んだ。
1970年代〜1990年代:ハリウッドスターが彩る黄金期
この時代には、『栄光のル・マン』(1971年)でスティーブ・マックイーン、『キャノンボール』(1981年)でバート・レイノルズ、『デイズ・オブ・サンダー』(1990年)でトム・クルーズといった大物俳優がハンドルを握り、カーレース映画の地位を確立した。
2000年代以降:多様化するカーレース映画
2000年代に入ると、ディズニー・ピクサーの『カーズ』シリーズが家族向け市場を開拓し、ユニバーサルの『ワイルド・スピード』シリーズは世界的な大ヒットを記録した。最近では、実話に基づく『ラッシュ/プライドと友情』(2013年)や『フォードvsフェラーリ』(2019年)など、批評家からも高い評価を得る作品が登場している。
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年代別おすすめカーレース映画12選
1960年代の名作
1. グラン・プリ(1966年)
ジョン・フランケンハイマー監督による往年の名作である。1966年F1選手権を舞台に、アメリカ人レーサーを中心としたエキサイティングなレースシーンを描いている。臨場感豊かな描写が評価され、アカデミー賞3部門(音響賞、編集賞、音響効果賞)を受賞した。
2. ラブ・バッグ(1968年)
ディーン・ジョーンズ主演のロマンティック・コメディであるが、真の主役は意志を持つ1963年製フォルクスワーゲン・ビートルのレースカー「ハービー」である。シリーズは2005年の『ハービー/機械じかけのキューピッド』まで続き、リンジー・ローハンとマイケル・キートンが共演した。
1970年代の傑作
3. 栄光のル・マン(1971年)
スティーブ・マックイーン主演のドキュメンタリー風映画である。フランスのル・マンで開催される有名な24時間レースを描き、”キング・オブ・クール”と呼ばれたマックイーンが苦悩するドライバーを演じている。リアリスティックなアプローチで近年再評価されている名作である。
1980年代のエンターテインメント
4. キャノンボール(1981年)
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バート・レイノルズ、ロジャー・ムーア、ジャッキー・チェンが出演するコメディ作品である。違法な北米大陸横断レースに挑む参加者たちが、警察の取り締まりを突破するため各チームで作戦を練る様子をコミカルに描いている。
1990年代の話題作
5. デイズ・オブ・サンダー(1990年)
トム・クルーズが才能と野心にあふれるドライバーを演じる作品である。実在のNASCARドライバー、ティム・リッチモンドをモデルにしており、クラッシュで負傷したコール(演:トム・クルーズ)を脳神経外科医のクレア(演:ニコール・キッドマン)が支える物語である。
2000年代:新世代の到来
6. ワイルド・スピード(2001年)
プライム会員は¥0
ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーが主演する、世界的大ヒットシリーズの第1作である。ストリート・レース文化を題材にし、日本車(トヨタ・スープラ、日産スカイラインGT-R、ホンダ・シビックなど)が多数登場するのも見どころの一つである。シリーズ全体で世界興行収入50億ドル以上を記録している。
7. カーズ(2006年)
ディズニー・ピクサーが手がけた家族向けカーレース映画である。オーウェン・ウィルソンが主人公ライトニング・マックィーンの声を担当し、ポール・ニューマン、ボニー・ハント、トニー・シャループらが共演している。日本語吹き替え版では山口智充、戸田恵子らが参加している。
8. タラデガ・ナイト オーバルの狼(2006年)
ウィル・フェレル主演のアクション・コメディ映画である。NASCARドライバーのリッキー・ボビーとフランス人フォーミュラ1レーサー(演:サシャ・バロン・コーエン)の滑稽なライバル関係を中心に展開する。アダム・マッケイが監督を務めている。
9. スピード・レーサー(2008年)
『マトリックス』シリーズのウォシャウスキー姉妹がCGIを駆使して、日本のアニメシリーズ『マッハGoGoGo』を実写映画化した作品である。エミール・ハーシュ、クリスティーナ・リッチ、Rain(ピ)、真田広之らが出演している
2010年代:実話ベースの傑作
10. ラッシュ/プライドと友情(2013年)
ロン・ハワード監督による実話ベースの作品である。1976年F1グランプリのチャンピオン争いをめぐり、ニキ・ラウダとジェームス・ハントの熾烈な対決を描いている。クリス・ヘムズワースとダニエル・ブリュールが主演を務め、当時の本物のF1マシンを使用して撮影された。
11. グランツーリスモ(2023年)
ニール・ブロムカンプ監督、デヴィッド・ハーバーとオーランド・ブルーム主演の作品である。同名のレーシングシミュレーションゲームと、実在のプロレーサー、ヤン・マーデンボローの実話に基づいている。ゲームプレイヤーからプロドライバーへの転身を描いた青春ドラマである。
2020年代:最新技術による究極の映像体験
12. F1/エフワン(2025年)
ジョセフ・コシンスキー監督の最新作である。ブラッド・ピットとダムソン・イドリスが主演し、7度の世界チャンピオンに輝いたルイス・ハミルトン選手がプロデューサーとして参加している。元F1ドライバーのソニー・ヘイズ(演:ブラッド・ピット)が引退から復帰し、若手ドライバーのジョシュア・ピアース(演:ダムソン・イドリス)を指導する物語である。
カーレース映画の選び方
ジャンル別の楽しみ方
ファミリー向け: 『カーズ』シリーズや『ラブ・バッグ』シリーズがおすすめである。
アクション重視: 『ワイルド・スピード』シリーズが最適である。
実話ベース: 『ラッシュ/プライドと友情』や『フォードvsフェラーリ』が感動的である。
コメディ要素: 『キャノンボール』や『タラデガ・ナイト』が楽しめる。
技術的進歩による映像の変化
初期の作品では実際のレースシーンを多用していたが、現代の作品ではCGIとVFXを駆使してより安全で迫力のある映像を実現している。特に最新作『F1/エフワン』では、実際のF1サーキットでの撮影と最新技術を組み合わせた究極の映像体験を提供している。
カーレース映画は60年以上の歴史を持ち、時代とともに進化し続けているジャンルである。家族向けの『カーズ』から大人向けの『ワイルド・スピード』、実話に基づく感動作まで、様々なテイストで観客を魅了している。これらの作品は単なるエンターテインメントを超えて、スピードへの憧れ、厳しい競争、そして人間ドラマを描くことで、幅広い観客層に愛され続けているのである。
2025年に公開される『F1/エフワン』をはじめ、今後もカーレース映画は技術の進歩とともにさらなる進化を遂げることが期待される。
※本記事はThe Hollywood Reporter Japanの記事から抜粋しました。
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