メキース代表、厳しい結果も角田を称賛「これまでで一番の走り」

laurent mekies hungary
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2025年F1ハンガリーGPでレッドブル・レーシングは痛烈な週末を過ごした。角田裕毅にとっては、F1キャリアで最も困難な戦いの一つだったかもしれない。

ピットレーンからスタートし、レースを通してグリップに苦しんだ角田裕毅は、彼自身に非はないものの、有意義な戦いを展開することができなかった。

日曜の決勝後、ローラン・メキース代表は、「チームが最初のフリー走行から適切なウィンドウにマシンを持ち込むことができなかった」と認めた。

「最初から何かがおかしかった」とメキース氏は語った。「多くのことを試し、スタッフは両方のマシンで懸命に挑戦したが、何も変わらなかった。タイヤを上手く作動させることができなかった」

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角田のマシンに対しては、シーズン後半を見据えた戦略的なエンジン交換を選択。ピットレーンスタートを強いられたことで課題はさらに複雑になった。「シーズン後半のことを考え、別のパワーユニットをマシンに搭載した。それにより、角田はピットレーンスタートとなった」とメキースは説明した。「だから、彼が強いフラストレーションを感じているのは当然だ」

yuki tsunoda hungary
角田裕毅

しかし、17位という結果にもかかわらず、メキースは角田の根本的なパフォーマンスを称賛した。

「マックスと比べても、裕毅は予選Q1の最初のアタックで0.2秒、2度目のアタックでは0.15秒しか遅れをとっていなかった。これはおそらく、彼のキャリアで初めてのことだろう」と角田の予選での速さを強調した。

「そして、マックスは余裕を持たせて走っていたわけでもない。だから、裕毅の走りは実際に強い、非常に強いものだった。これまでで一番の走りかもしれない

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メキース氏はまた、角田とエンジニアとの協力関係も擁護した。「こういう週末は、マックスと裕毅の両方にとって、フラストレーションを感じやすい。なぜなら、我々が競争できるマシンを与えられなかったからだ」と彼は語った。「しかし、裕毅と彼のエンジニアリングチームは協力して非常に良い仕事をしていると思う」

失望的な結果にもかかわらず、メキースはパフォーマンスの低下が一度限りのものだと確信しているようだ。「レースを含めた今週末の全セッションでのテストを通し、このような劇的な調子の低下は一度限りのことと確信している」と彼は語った。「主に低速と中速の問題で、パフォーマンスではなく、タイヤの使い方が原因だった」

メディアの質問に答えるローラン・メキース代表

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