ルクレール、ハンガリーGP後にフェラーリ批判を撤回

ハンガリーGPでのフラストレーションの残る週末を経て、フェラーリのシャルル・ルクレールは自身のチームに対する批判的な発言について言及し、「自分が間違っていた」とパフォーマンス低下の原因に関して認めた。
ハンガロリンクでポールポジションからスタートしたフェラーリのルクレールは、レース序盤を見事にリードしていた。しかし、最初のピットストップのタイミングを境に状況は悪化し、徐々に順位を落とす展開に。これで、直近16回のポールポジション獲得のうち、勝利に結びついたのはわずか1回という厳しい現実が続くことになった。
レース中の戦略やピットウォールの判断に苛立ちを見せたルクレールだったが、70周を走り終えた後、ルクレールはViaPlayに対して、自身の非を認めた。というのも、彼が当初想定していたエンジン系の問題ではなく、実際にはSF-25のシャシーに技術的な問題があったことがレース後に判明したからだ。
このトラブルはフィニッシュ後に特定され、ルクレールがレースを通して感じていたペースの低下や順位の後退の原因を説明するものであった。序盤こそ好スタートを切ったものの、それ以降はマシンのパフォーマンスが明らかに劣化していた。
当初はチームの戦略を非難するような姿勢も見せていたルクレールだが、その後は自身の発言を和らげ、フェラーリへの信頼を改めて強調している。
「まず最初に、無線で話した内容について訂正しなければならない。あの時は、原因が一つだけだと思っていた」とルクレールはメディアに語った。「でも、マシンを降りてからもっと詳しい情報を得て、実際にはシャシーに問題があったことがわかった。だから、あの時点で僕たちにできることは何もなかったんだ。たしか40周目あたりから問題を感じ始めて、その後は周回ごとに悪化していった。終盤には2秒遅れで、クルマはもはや運転できない状態だった」
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