フェラーリとアストンマーティンでエンリコ・カルダイル関する合意が成立

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アストンマーティンへのエンリコ・カルダイルの移籍は、両チーム間での数週間にわたる緊張した交渉の末、ついに正式に決定された。イタリア人エンジニアであるカルダイルは、テクニカルダイレクターとしてシルバーストンを拠点とするチームに加入し、長期間膠着状態にあった状況に終止符を打つことになる。

当初、フェラーリは12カ月の休暇期間が満了する前にカルダイルを解放することを拒否していたため、ライバルチームであるアストンマーティンへの到着が遅れていた。コリエレ・デッロ・スポルトによると、この状況は特にアストンマーティンのオーナーであるローレンス・ストロールを苛立たせていたという。

チームの代表であるアンディ・コーウェルは既に、カルダイルが将来のマシン開発において中心的な役割を果たし、エイドリアン・ニューウェイと協力して技術設計と構造を監督することで、チームの戦略的強化として機能することを示していた。

調停プロセスによる移籍の加速化も試みられたが失敗に終わったため、両チームの法務部門が介入し、妥協案に到達することとなった。

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現在締結されたこの合意により、カルダイルは特に2026年に予定されているパワーユニットの新規則導入を含む、F1の次世代技術時代への準備の一環として、その職務を引き受けることが可能となる。

アストンマーティンの広報は次のように述べた。「解決策が見つかったこと、そしてAMRテクノロジカルキャンパスの技術機能と設計の責任者で、2026年以降に私たちに同行するためのテクニカルダイレクターとしてチームに参加できることを嬉しく思います」

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