【レッドブルF1】フェルスタッペンに並ぶ才能を求め、ルクレールとノリスに興味を示す、角田裕毅の昇格の可能性とは
育成チームアルファタウリのニック・デ・フリースと突然の契約解除、リザーブドライバーであったダニエルリカルドを代替に任命したレッドブルF1。
現在トップをリードするレッドブル・レーシングであるが、その冷酷とも言える実力主義のやり方には賛否も別れている。
しかし、レースの世界では実力が全て。レッドブルは、セルジオ・ペレスのパフォーマンスの不調も問題視していて、来シーズンからのドライバーに関して多くの噂が立っている。
現在のF1グリッド上で、多くのレギュレーションの中でも最速のマシンを作り上げたレッドブルは、最速のドライバー、マックス・フェルスタッペンの才能に並ぶドライバーを探している模様。
そんなレッドブルが、グリッド上で実力を発揮している二人のドライバーと連絡を取っているのは偶然ではないだろう。
この二人とは、2024年と2025年に現在のチームとの契約が切れる、マクラーレンF1のランド・ノリスとフェラーリF1のシャルル・ルクレール。
レッドブルの顧問ヘルムート・マルコは、ノリスのことを「現在グリッド上にいる若いドライバーの中で最も才能がある」と絶賛。
また、レッドブルにおいてシャルル・ルクレールの名が上がったのは驚きである、現在フェラーリで発揮し切れていない彼の才能にも目をつけている様子だ。
情報筋によると、レッドブルは5月末、「フェラーリから離れる可能性はあるのか?」という事に関してルクレールに話を持ちかけたといわれている。
過去にはアストン・マーティンも同様に、この事についてルクレールにアプローチしていた。フェルナンド・アロンソ引退後のドライバー獲得において、ルクレールに興味を示しているようだ。
フェラーリF1のチーム代表、フレデリック・バスールはこのことに懸念を示していて、ルクレールとの契約更新を最優先に動いているようだ。また、ルクレールとの契約更新に必死になるあまり、活躍できず待機させられているもう一人のドライバー、カルロス・サインツはこの事に不満を抱えているだろう。
レッドブルの近い将来の目標は、マックス・フェルスタッペンに並ぶ技術を持ったドライバーを獲得すること。
もちろん、既に他のチームで活躍しているノリスやルクレールを獲得するのは簡単なことではないが、もしこれが実現されたとしたら、レッドブルに更なるトップ独占力を与えることとなるだろう。
角田裕毅のレッドブル・レーシングへの昇格の可能性は?
日本人としてもちろん気になるのは、現在レッドブルの育成チームであるアルファタウリF1にてドライバーを務める角田裕毅の将来だ。
今のところ、彼が将来的にアルファタウリから昇格し、レッドブル・レーシングのシートを獲得する可能性があるかどうかについてはわかっていない。
しかし、レッドブル顧問のヘルムート・マルコは角田のことを次のように称賛している。
「リカルドからは、角田と比べてどのくらいのパフォーマンスを発揮できるのか見たい」
「裕毅は多くの人から過小評価されている。アルファタウリのマシンは決して運転しやすいものではないが、それでも良い成績を残すことが可能であるということを裕毅は証明してきた。」