ストロール、ニューウェイの2026年設計は「トランス状態」と語る

ランス・ストロールが木曜日、アストンマーティンの未来について興味深い一面を明かした。チームの著名な新加入エンジニア、エイドリアン・ニューウェイが、イギリスブランドをF1の新規則時代へと導くマシン設計に「トランス状態」で取り組んでいると描写した。
モータースポーツ史上最も優秀なデザイナーとして広く認められるニューウェイは、レッドブルでの長い在籍期間を経て3月にアストンマーティンに加入した。66歳の彼は200勝以上、ドライバーズとコンストラクターズ合わせて26回のチャンピオンシップを獲得したマシンを手がけてきた。アストンマーティンでは技術統括パートナーの役職に就きながら株主にもなり、チームの経営権を持つという長年の野望を実現させた。
彼の最初の大きなプロジェクトがAMR26である。このマシンはフォーミュラワンの大幅な2026年規則改正に対応するよう設計されており、シャシーとエンジン規則の全面見直し、パワーユニットの出力の半分を電気システムが担う仕様、完全に持続可能な燃料への切り替え、そしてアクティブエアロダイナミクスの導入が盛り込まれている。
「エイドリアンはトランス状態だよ」とストロールはオランダグランプリを前に記者団に向かって笑顔で語った。「AMR26に注ぐエネルギーと集中力の量は信じられないほどだ」
ストロールは、数シーズンにわたって約束を果たせずにいたアストンマーティンが、ついにブレイクスルーの瀬戸際にあるかもしれないと示唆した。現在レッドブルのチャンピオンシップ獲得マシンにパワーを供給するホンダとの今後のパートナーシップも、もう一つの重要なステップとして見られている。
「星々が整列していく様に全てが整っていく」とストロールは言った。「エイドリアンと、ホンダ、チームへの投資によって、2026年に向けてすべてが結実しつつあると思う。厳しい年が数年続いたが、大きな飛躍を遂げる可能性がある」
チームオーナーのローレンス・ストロールからの非公式な指令は明確である。2026年にマックス・フェルスタッペンを引き抜くのに十分魅力的で、断ることのできないオファーを可能にするプロジェクトを構築することだ。ニューウェイの加入がアストンマーティンを、現王者をレッドブルから誘惑できるほどの上位争い勢力へと押し上げることができるかどうかは不透明である。しかし今のところ、ストロールの言葉はシルバーストーンベースのチームで近年稀に聞かれるポジティブな物だった。
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