角田裕毅への“公平性”にも波紋、ペレス父とフェルスタッペン父が激論 

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F1界で注目を集める2人のドライバーの父親同士が大西洋をまたぐ舌戦を繰り広げ、セルジオ・ペレスのレッドブル時代を巡る論争が再燃している。これにより、角田裕毅の待遇にも再び疑問の目が向けられている。

セルジオ・ペレスの父、アントニオ・ペレス氏は最近のインタビューで「息子が平等なマシンを与えられていれば世界王者になれた」と主張。「チェコは4年間レッドブルに在籍し、その間チームは4年連続でタイトルを獲得した。チェコがいたからこそフェルスタッペンはチャンピオンになれた」と語った。

具体的には2021年アブダビGPを例に挙げ、ペレスが数周にわたりルイス・ハミルトンを抑え込んだことで、チームメイトのマックス・フェルスタッペンが逆転タイトルをつかむ流れを作ったと強調した。

jos verstappen

さらに同氏は「最後のシーズンはチームが息子に十分なマシンを与えなかった。もし相応しいマシンを得ていれば、チャンピオンになれたはずだ」と批判した。

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この発言に即座に反応したのが、マックス・フェルスタッペンの父、ヨス・フェルスタッペン氏だ。「X」に投稿し「なんて馬鹿げたことを言うんだ。彼(チェコ)は常に同じマシンを与えられていた。ただアクセルを踏めばよかっただけだ」と一蹴した。

セルジオ・ペレスとバルテリ・ボッタスは、2026年にキャデラックからF1復帰の準備を進めている。その最中に、この衝突は起こったのだ。一方で、議論はより広い範囲に波及しつつある。”レッドブル内でドライバーが本当に平等に扱われているのか”、という点だ。

昨今では、日本人ドライバーの角田裕毅にも同様の疑問が向けられている。チーム関係者によれば、スペアパーツが優先的にフェルスタッペンに供給され、角田には旧型部品が回されることがあったという。典型例が新型フロアの導入で、フェルスタッペンが先に使用し、角田が受け取ったのはスパ(ベルギーGP)になってからだった。これは新チーム経営陣からの圧力を受けてようやく実現したものだった。

laurent mekies yuki

公式な説明では、角田がイモラGPで起こした大クラッシュがスペアパーツ不足を招き、予算制約のなかで開発遅延を引き起こしたとしている。しかし批評家たちは、メルセデスやマクラーレン、フェラーリといったライバルチームは常に両ドライバーに同一スペックを供給していると指摘する。

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ペレスがキャリア再起をかけてキャデラックに挑む一方で、角田裕毅は厳しい環境下で自身の実力を証明しようとしている。そんな中、レッドブルの「公平性」をめぐる議論は、父親同士の舌戦によってさらに注目を集めることになった。

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