謎の買い手、伝説のマクラーレンコレクションを落札

マクラーレン
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匿名の購入者が、故マンスール・オジェが所有していた20台のカスタム仕様マクラーレン市販車すべてを手に入れた。オジェはマクラーレンの元パトロンであり、同ブランドのF1チームの取締役会メンバーでもあった。

この売却は専門ディーラーのトム・ハートリー・ジュニアによって仲介され、購入価格も買い手の身元や所在地は明かされていないが、業界ではコレクション全体の価値を7000万ドル(5180万ポンド)と推定している。

コレクションの中核を成すのは、後に「マンスール・オレンジ」と改名された「イケム」カラーで仕上げられた最後のマクラーレンF1で、走行距離はわずか1,800キロメートルとなっている。

F1に加え、このコレクションには過去30年間に製造されたすべての主要マクラーレン市販車が含まれており、それぞれがその時代に製造された最新のシャシーを代表している。セナ、スピードテール、セイバー、そして最新のアルトゥーラと750Sも含まれる。

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ほぼすべての車がオジェ特注のオレンジで塗装されており、走行距離は納車時のままのものが大半だ。つまり、ほとんど使用されていなかったということである。実際に走行したのはP1 GTRとF1の2台のみだった。

特定の車両、特に非常に人気の高いF1について、オジェの遺族とハートリーは記録的なオファーを受け取ったが、コレクションを完全な状態で維持することを主張した。

この売却は、高い注目を集め1980年代からフランス系サウジアラビア人の実業家として活動し、マクラーレンの有力な共同オーナーでもあったマンスール・オジェは、2021年6月に68歳で死去。チームへの資金提供を通じ、マクラーレンがレースでの支配から市販車部門の立ち上げへと発展する過程で中心的な役割を果たした。
た別の取引に続くものである。ハートリーは実際に、ベルニー・エクレストンからレッドブルのマルコ・マティッツまでの69台の歴史的グランプリ及びフォーミュラワンマシンのコレクション売却において役割を果たしてきた。

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