ガスリー、アルピーヌの苦境がシーズン通じて続くと認める

Pierre Gasly HUn
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ピエール・ガスリーは、シーズン最終3分の1を前にしたアルピーヌの暗い展望について、言葉を濁さなかった。モンツァを含む3戦連続リタイアの後、このフランス人ドライバーは「大きな改善は期待していない」と率直に語った。

木曜日、バクーで行われたFIA記者会見で、ガスリーはオスカー・ピアストリやニコ・ヒュルケンベルグとともにメディアの前に立った。

アルピーヌF1チームの現状を示す数字は厳しい。コンストラクターズ選手権では最下位に沈み、ハースはその倍以上のポイントを獲得。ルーキーのフランコ・コラピントが経験不足に苦しむ一方で、実績のあるガスリー自身も結果を残せず、チームの低迷ぶりを浮き彫りにしている。

Oscar Piastri Baku

バクーの会場では冗談も飛び出した。

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「今年は、全員が逆順にスタートするリバースグリッドルールでも構わない」とガスリーは笑いながら発言。また、マックス・フェルスタッペンがニュルブルクリンクで挑戦したようにF1以外でのレース参戦について問われると、「他のクルマを運転するのは全然構わない」と肩の力を抜いたコメントを残した。

それでも本音は厳しい現実だ。

「今シーズンは期待ほど良くなかった。そして残りのシーズンも我々にとって厳しいものになると思う。ただアプローチは変わらない。最善を尽くすだけだ」

バクーはガスリーにとって思い出の地でもある。2021年、アルファタウリで3位表彰台を獲得したサーキットだ。しかし今のアルピーヌで戦える状況ではないことを認める。

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「実力でトップ10を争える立場にはない。外的要因が味方しなければならない。ただ、その時にチャンスをものにできるよう準備しておく必要がある」

最近アルピーヌとの契約を延長したガスリーは、自身の将来をチームの長期開発計画と結びつけている。

「我々は戦略的に、今年の開発を非常に早い段階で止め、2026年に焦点を当てる決断をした。それが後退につながった。差はごくわずかで、3分の1秒でトップ10に入れるか最後尾かが決まる。残念ながら今は後者だ。ただ、なぜこの状況にあるのかは理解している。今の作業は数か月後に必ず報われるはずだ。だから2026年が待ちきれない」

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