フェルスタッペン、バランス掴むもバクー予選に更なるペースを求める

マックス・フェルスタッペンはアゼルバイジャングランプリ金曜フリー走行を終え、レッドブルの進歩に満足を示しながらも、バクー市街地特有の難しさの中でさらなる改善が必要だと語った。
現世界チャンピオンであるフェルスタッペンはFP1で15周を走行し、1分43秒790で7位。午後のFP2では22周をこなし、1分41秒902で6位に順位を上げた。
「今日はそれほど悪くなかった」とフェルスタッペンは振り返る。「マシンの感触はかなり良く、安定したバランスを見つけることができた。バクーでは良いラップをまとめるために全てが噛み合う必要があり、まだ1周ペースでは伸びしろがある。そこに取り組んでいる」
チームは特に単発アタックでのマシンの反応性を改善することに注力しており、「細部を微調整していて、明日にはもっと良くなるはず」とフェルスタッペンは語った。レースペースについては前向きな兆候があるとしつつも、路面の滑りやすさが依然として課題だと強調した。「ロングランの感触は悪くなかった。ソフトタイヤには厳しいけど、それほど悪くはない」
フェラーリについて、彼は週末序盤で強さを見せているように見えると付け加え、接戦を予想した。「フェラーリはここでは常にかなり速く、接戦になるだろう。全ては予選で完璧なラップを走るか、タイヤを良いウィンドウに入れることにかかってくる。これほど長いストレートがあるため、スリップストリームが結果を左右する」
フェルスタッペンが先頭で完璧を追求する一方、チームメイトの角田裕毅はレッドブルのマネジメントから彼自身のロングランペースで静かな称賛を得た。角田はこの日のタイムシートで14位に終わったが、レースシミュレーションで競争力のあるスピードを見せ、予選でQ3進出を目指し、バクーでクリーンで生産的な日曜日のために自分を位置づけようとする彼にとって励みになる兆候だった。
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