【アゼルバイジャンGP】決勝後、角田裕毅のコメント

Yuki Tsunoda 2025 Baku
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2025年F1アゼルバイジャンGP決勝にて、レッドブルF1の角田裕毅は6位入賞を果たした。終盤、惜しくも前方を1秒以内で走っていたリアム・ローソンをオーバーテイクすることができなかったが、後方のランド・ノリスを抑えきった。角田はレース中の状況や心境の振り返り、またロングランペースの改善について詳しく語った。以下は決勝後、メディアに対する質疑応答の内容だ。

Q. 最後のスティントで順位を上げるチャンスはなかったのでしょうか?

「ピットストップ後に、もし(ローソンから)あと2メートル先で復帰できていれば、おそらく彼をを抑えることができた。最後の数ラップはどうだったか分からないけどね」

「でも、とにかく全体的には満足している。チームは戦略で素晴らしい仕事をしてくれた。今回のレース週末で改善できたことは、特にロングランが大幅に向上したことだ。チームがマシンの変更をサポートしてくれたおかげで、今日のロングランに大きく影響した」

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Q. 今日の結果を踏まえ、モンツァ後の改善やフリー走行で試したことが効果的だった思いますか?

「今週は確実に何かを解き明かしたと思う。それがFP2やロングランでも証明された。このアプローチは始めたばかりで、明らかに予選はマックスがやっているレベルではないが、一歩一歩着実に前進している。少なくとも前回のレース週末ほど彼から遠くはなかった」

「確実にポジティブな変化が見られている。数週間かけて努力したことが自分の改善を示していると思う。他の人より時間を費やしたシミュレーター作業など、努力が少し報われたと思うので、それを続けていきたい」

Q. ローソンとノリスの間に挟まれ、DRSトレインを走行していた終盤を振り返っていかがですか?

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「予選で使ったミディアムタイヤを使っていて、すぐにオーバーヒートした。だからリアムをオーバーテイクできなかったのは少し残念だが、同時にそれは難しかったと思う」

「アグレッシブな動きをして、ランドに対しレッドブルファミリーの両方のマシンがポジションを失うというリスクは冒せなかった。マクラーレンが前にでたら、レッドブルにとってチームとして非常に痛手になる」

「両方(ローソンと角田)のマシンがマクラーレンよりも前でフィニッシュこと、これがチームにとって最も重要なことだと思ったんだ。もちろん、オーバーテイクをしてヒーローになりたいという気持ちはあったけどね」

Q. レッドブルの進歩により、マックスがタイトル争いに戻ったと思いますか?マシンの改善度は?

「チームはアップグレードなどで強くプッシュしていて、0.001でも速くしようとしている。それは非常に重要だ。確実に今後のレースでより良いパフォーマンスを発揮することにより自信を持っている」

「我々は今シーズン、特にマックスのチャンピオンシップ確保については諦めていない。自分が持っているマシンから可能な限りパフォーマンスを引き出そうとしているし、もちろんチームにポイントを寄与できたら嬉しい」

Q. ローソンに対してオーバーテイクしたいという気持ちを抑えてチームを優先するのは難しいことだったと思いますが、振り返ってみてどうですか?

「もちろん簡単ではなかった。たくさんアドレナリンがでている状況下だったので、突っ込みたいという衝動はもちろんあったよ」

「振り返ると、おそらく1、2回のチャンスがあった。でも、ストリートサーキットではインサイドは非常にダーティで、後ろのマシンに対してもポジションを失いやすい。特にあのように接近して運転しているとね」

「ランドに(レッドブルファミリーの)2台追い抜かされてP6で終わるより、2台がランドよりも前でP6でフィニッシュするのでは大きく異なる。僕やチームにとって正しいことをしたと思う」

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