ハジャー、F1初表彰台を獲得 レーシングブルズから称賛

isack hadjar
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レーシングブルズのルーキー、アイザック・ハジャーにとって、F1キャリア序盤は挫折と涙の連続だった。しかしオランダGPで、20歳のハジャーはついに流れを変えた。F1で初めての表彰台に上がったのだ。

ハジャーはキャリア15戦目となる今回のレースで、優勝したオスカー・ピアストリ、そして母国の英雄でディフェンディングチャンピオンのマックス・フェルスタッペンに次ぐ3位でフィニッシュ。これにより、10年以上表彰台を待ち続けたベテランのニコ・ヒュルケンベルグに続く快挙を成し遂げた。予選でも自己最高となる4番手を獲得してスタートし、マクラーレンのランド・ノリスがマシントラブルに見舞われる中、難易度の高いザントフォールトを冷静かつ速さを持って走り切った。

この結果は、ハジャーにとって大きな転機となる。彼はシーズン序盤のメルボルンでフォーメーションラップ中にクラッシュし、母国でのデビュー戦のチャンスを失い涙を流したことが記憶に新しい。以来、彼はレッドブル・レーシングのセカンドシート候補として常に名前が挙がってきた。

レーシングブルズのチーム代表アラン・パーメインも、その評価に一定の根拠があると認める。

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「彼の最大の強みは、純粋なスピードだ。これがなければ他の資質も意味を持たない。彼には速さがあり、それは証明されている。そして私が本当に気に入っているのは“聞く力”だ。彼は助言やサポートを素直に受け入れ、自分のやり方に固執せず学び取る。時に自分に厳しすぎるところもあるが、それにもきちんと向き合っている。学ぶ姿勢こそが、彼を際立たせているのだ」

一方で、ハジャールがすぐにレッドブルのシニアチームに昇格できるかについては、パーメインは慎重な姿勢を見せた。

「現時点で断言するのは難しいですし、幸いすぐに決断を迫られているわけでもない。少なくともシーズン後半までは動きがないでだろう。我々に求められるのは、彼が最高の力を発揮できる環境を整えること。そして彼自身も、その期待に応える走りを示すことだ。すべてが噛み合った時 ― マシン、サーキット、そして彼の実行力 ― 彼は非常に強い週末を作れることを、すでに証明している」

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