【シンガポールGP】角田、 バクーの成長、東京での休暇、未来への手応え

シンガポールGPの会場で角田裕毅がメディアに向けて語ったのは、東京ゲームショウでのイベント参加から、バクーで見せた進化、そしてエンジニアとの関係まで幅広い話題だった。
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東京ゲームショウでの挑戦
角田は先日、レッドブルの招待で東京ゲームショウに参加し、人気ゲーム「Apex Legends」のイベントに登場した。かつてはよくプレイしていたものの、約3年ぶりの参戦となり、プロの配信者やストリーマーに圧倒されたという。
「正直ひどい出来でした」と本人は笑うが、憧れていた配信者たちと同じ場に立てたことは「最高の経験」だったと振り返る。
バクーで掴んだ“運ではない”P6
シーズン後半に入り、角田は明らかな成長を見せている。特にバクーでのP6獲得は大きな手応えになった。
「これまでの結果は時に運も絡んでいましたが、バクーでのP6は純粋に実力で掴んだものでした」と強調。Q3進出やポイント獲得も続き、前半戦から大きく進歩していることを示している。
マシンとドライビングスタイルの両輪
バクーで導入されたマシンの変更は、角田が長らく望んでいた大きな調整だった。これによりフィーリングが改善し、同時に自身のドライビングスタイルの進化も重なったことで、結果が結びついたという。
「チームが時間をかけて変更を実現してくれて、それが自分の取り組みと噛み合った」と語り、双方の要因が相乗効果を生んでいることを明かした。
セットアップと“マックスとの差”
角田は常に自分の方向性を持ちながらも、マックス・フェルスタッペンのセットアップも積極的に参考にしている。
「マックスはいつも各サーキットで最大限のパフォーマンスを引き出しているので、そのやり方から学べる部分は大きい」とし、自身のスタイルと融合させることで精度を高めている。結果的に、走りもフェルスタッペンのセットアップに自然と近づいてきているという。
チーム代表・元エンジニアのローラン・メキース氏の存在
さらに、新しくチームに加わったエンジニアのメキースのサポートも大きい。以前のチームで毎回行っていたが忘れていたセットアップの工夫を思い出させてもらい、それを実践したことでフィーリングが改善した。
「まるでF3時代に戻ったような感覚」と表現するように、彼との関係は技術面だけでなく精神面でも支えとなっている。
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