【シンガポールGP】角田裕毅P15、予選後のコメント

2025年F1シンガポールGP予選でP15に終わった角田裕毅は、グリップ不足に悩まされた苦しい土曜日となった。バクーでの好調から一転、マシンのフィーリングを取り戻せないまま、厳しい結果に終わった。
以下は角田裕毅の予選後のコメントだ。
Q. 昨日は良さそうだったが、今日はQ2に進むのにも苦戦していた。何があった?
「全体的にグリップに苦労した。期待していた適切なグリップを得ることができなかった。それが全体を通して欠けていたものだ」
Q. グリップがなかったのはフロントか、それともリア?いつから?
「どっちもだ。どっちかというとフロント。FP3から少し感じていて、完全になかったのはQ1からかな」
Q. 昨日からセッティング変更して、何か影響している可能性は?
「セッティングは昨日からあまり大きく変えていない」
Q. Q3で指摘していたアンダーステアについては?
「それもなかなか直らなかった。アンダーステアの対策としては、足周りのセッティングだったり、ウェイトだったり、いろいろなことを変えたんだけど、あまり効果はなかった」
Q. Q1ではイエローフラッグも出たが、プッシュするか判断するのは難しかった?
「自分がやるべきことをやった。プッシュして、Q2に進むことができたので良かった」
Q. 今週末、フェルスタッペンとの仕様の違いは?
「違いは、僕の理解が正しければフロントウイングだけだ。だが、今週末はグリップがかなり欠けている…大幅な違いではないはずだが、何かある。フロントウィングが旧仕様なのは、単純に新しいものがないからだ。フロントウィングだけでも、違いは大きいと思う。」
Q. バクーでは自身もあり、セットアップもを見つけたようだったが、今回は?
「まだ自信は持っているが、セッションごとにタイヤの挙動が完全に違う。グリップのフィーリングも違って、グリップを引き出すのに本当に苦労した」
「どうしてなのかわからない。完全に間違ったことをしているとは思わなし、アウトラップの手順も問題ないと思う。自信が特別にないわけでもない。だから本当になぜか分からない」
Q. ロングランに関しては?
「ロングランは引き続き悪くないと思う。ただ、そのロングランを生かすのに重要なポジションが後ろなので、そこは残念だ」
Q. アップグレードに関して、常にフェルスタッペンより遅れているのはフラストレーションでは?
「今シーズン、初戦からそうだった。でもチームがどう機能しているかは完全に理解している。現在、僕のチームメイトのマックスはチャンピオンシップを争っていて、僕は争っていない。それに、スパ以降ははるかに良くなった。スパの時は本当に多くのステップで遅れていたからね」
Q. マシンへの理解度は?
「まだまだだよ」
Q. 日本グランプリと比べて改善しているか?サウジの時のように一発アタック時に急にマシンの挙動がおかしくなる症状?
「もちろん(改善してる)。今回はちょっと違う」
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