マクラーレン、シンガポールでのピアストリ不在の祝賀について説明

マクラーレン
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マクラーレンは、シンガポールグランプリ後に拡散した“無線切断動画”について説明を行った。動画では、ザック・ブラウンCEOがオスカー・ピアストリに無線で感謝を伝えようとした際、ピアストリが通信を切ったように見えるシーンが映っていた。

MCL39のオンボードカメラが捉えた映像には、グランプリ9勝を挙げているピアストリの様子が映し出されていた。

MCL39のオンボード映像には、グランプリ9勝を誇るオーストラリア人ドライバーの姿が映されており、この映像がSNS上で瞬く間に拡散。

これを受け、マクラーレンはピアストリがすでにマシンの電源を落としており、ブラウン氏のメッセージを聞いていなかったことを明らかにした。

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24歳のピアストリは、マリーナベイ市街地コースでの62周を走りきり、チームメイトのランド・ノリスの直後となる4位でフィニッシュ。ノリスの前方からスタートしたものの、シーズン残り6戦を前にチャンピオンシップでのリードが22ポイントに縮まる結果となった。

Oscar Piastri Singapore
オスカー・ピアストリ

チーム全体が祝賀ムードに包まれる中、ピアストリは序盤から波乱の展開を経験。オープニングラップの3コーナーでノリスと軽く接触し、その影響で予選3番手のポジションを失うことになった。しかしFIAはこの件を調査対象とはせず、マクラーレンもチームオーダーを出すことはなかった。

その後、レース中の無線では2人の間の緊張が垣間見え、ブラウン氏がピアストリに送ったメッセージ動画が拡散すると、ファンの関心はさらに高まった。「オスカー、2連続タイトルだ! 厳しいレースだった、ありがとう…」ブラウンがそう語りかけた直後、通信が突然途切れたことで誤解が生まれたが、チームは「ピアストリはすでに無線が切れており、メッセージを聞いていなかった」と説明している。

さらに、表彰台裏でチームがピアストリ不在のまま祝っている映像が流れたことで、二度目の憶測も広がった。

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だがマクラーレンはこれもすぐに否定し、「その時間、ピアストリはメディア対応をしており、祝賀には参加できなかった」と説明している。

マクラーレンは声明の中で、「当初は祝賀を予定してなかったが、F1がこの瞬間を記録する機会を与えてくれたことに感謝している」

とコメント。その後、夜遅くにはピアストリを含めたチーム全員で記念撮影が行われ、1991年以来となる2年連続タイトルという歴史的快挙を祝った。

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