リカルド、角田、ローソンによる アルファタウリの2席を巡る三つ巴の戦い

2024年のF1シーズンのグリッドには3席が残っており、その内アルファタウリの2席が確定する予定だ。

ダニエル・リカルドは手の骨折後、順調に回復しており、サポート役としてシンガポールに滞在していた。しかし、リカルドが本当にやりたいのはレースだ。彼は日本GPを欠場し、カタールで復帰する可能性はあるが、レースに戻った時100％の力を発揮できると確信できる場合に限り復帰が許されている。

レッドブルは骨が完治しないままのリカルドの復帰は、代役のローソンの活躍を考えると、取る価値のないリスクであると考えられている。

しかしレッドブルは、今季復帰する準備ができたらシートはリカルドのものになると本人に伝え、来シーズン彼がアルファタウリのレースドライバーになることを熱望している。

角田裕毅は厳しいレースが続いている。イタリアGPのスタートに失敗し、シンガポールではセルジオ・ペレスと接触してしまいレーシングラップを完走できないままレースを終えた。

しかし彼は競争力のないマシンでチームをリードし、3回ポイントを獲得することで、レッドブルとアルファタウリに印象を与えている。

角田はアルファタウリで4シーズン目のシートの大本命だったが、ローソンがシンガポールでの最終戦でポイントを獲得するまでに13位、11位でフィニッシュしたことから、残留が危ぶまれた。

レッドブルとアルファタウリは角田を4シーズン目まで残留させるのか？それとも来年彼をレッドブルとアルファタウリのリザーブとし、ローソンにシートを与えるのか？

3人全員をレースシートに座らせることが理想的だが、アルファタウリには2枠しかない。現時点では、ローソンが外れるように見える。しかし状況が急速に変化する可能性もある。

一体誰がアルファタウリの２席を勝ち取るのか？