ローソン、トラフィックに阻まれ角田に明確なオントラックシグナル

スプリント予選で苦戦ーー角田との接近戦も話題に
金曜日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われたスプリント予選で、リアム・ローソンは苛立たしいセッションを経験した。競争力のあるマシンを持ちながらも、激しいトラフィックに阻まれ、真のペースを示すことができなかった。結果、ローソンはSQ2を突破できず、15番手からスタートすることとなった。
予選後、ローソンは次のようにコメントした。「ラップ中にトラフィックに遭遇したので、今夜、セッション後半ではなくもう少し早い段階で走るべきだったかどうかを検証する。それで問題を軽減できたかもしれない」
ローソンは、フリー走行1回目で15番手、1分34秒619のベストラップを記録しており、予選での改善が期待されていた。しかし、セッション終盤でトラフィックに巻き込まれた。SQ1は1分34秒603のラップで通過したものの、SQ2では重要なセクターで他車にブロックされ、クリーンなラップを走り切ることができずに終わった。
それでもローソンは、マシンの競争力に手応えを感じている。「マシンが非常に速いという前向きな要素もある。ポイント獲得は簡単ではないが、それを目指してプッシュし、日曜日に向けて強いマシンに仕上げたい」
一方で、奇妙な出来事が起こったのは、レッドブルの角田裕毅がSQ1で最終プッシュラップを試みたときだった。ローソンと角田はコース上でポジション争いを展開。場面によっては、ローソンの動きが過度に攻撃的なディフェンスに見えたという声も上がった。しかし、ローソンはその後、「混雑して混沌とした予選状況の中では必要な行動だった」と説明し、自身の行為を正当化した。
トラフィックに泣かされたローソンだが、マシンの競争力は確かなものがある。後方からのスタートでも、果敢なオーバーテイクと冷静なレース運びで存在感を示せるか。決勝での反撃に注目が集まる。
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