マクラーレンが主導権を掌握、気温低下でレッドブルの苦戦が露呈

lando norris mclaren brazil
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インテルラゴスでの急激な気温変化が、金曜日のスプリント予選を一変させた。 急速に冷え込むコンディションの中、マクラーレンのランド・ノリスがポールポジションを獲得。一方で、レッドブルは再び守勢に立たされた。

セッション終了時には路面温度が約35度、気温は18度まで低下した。これは、午前中のフリー走行時に見られた暑さとは対照的だった。この劇的な気温変化により、インテルラゴス・サーキットは一層高速になったものの予測が困難となり、各チームのドライバーとエンジニアには瞬時の対応が求められた。

max verstappen red bull brazil

角田裕毅はミディアムタイヤでSQ1に最初にコースインしたものの、序盤からグリップを掴めず苦戦。 初回アタックでは最下位に沈み、2度目のアタックで挽回を試みたが通過は叶わず、最終的に18位でセッションを終えた。 フランコ・コラピント、リアム・ローソン、エステバン・オコン、カルロス・サインツとともに早期脱落し、残念な結果となった。

続くSQ2では予想外の展開が相次いだ。 ルイス・ハミルトンが通過を逃し、アレックス・アルボン、ピエール・ガスリー、地元期待のガブリエル・ボルトレート、そしてルーキーのオリバー・ベアマンも同様に敗退した。マックス・フェルスタッペンも安定感を欠き、冷えた路面でマシンのバランスとトラクションに苦しんだ。最終的に6番手が精一杯となり、チームのセットアップに深刻な課題があることを示した。

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最終ラウンドでは、ノリスがほぼ完璧なラップを披露してスプリントポールを獲得し、マクラーレンの勢いがスプリント予選でも継続した。 メルセデスの若手、キミ・アントネッリが2位で存在感を放ち、オスカー・ピアストリが3位で続いた。

ジョージ・ラッセルが4位に入り、フェルナンド・アロンソが印象的な5位でブラジルの観衆を沸かせた。 一方、フェルスタッペンの6位は、現役世界チャンピオンにとって地味な結果となった。そして、アストンマーティンのランス・ストロールが7位と好走を見せ、シャルル・ルクレール、アイザック・ハジャー、ニコ・ヒュルケンベルグに先行した

マクラーレンが完全に勢いを掴み、レッドブルがいまだ答えを探し続ける中、土曜日のスプリントレースは戦略とタイヤマネジメント、そして雨の影響を含むコンディション変化にどう適応するかが試される場となる。

F1 サンパウロGP フリー走行1回目 結果・ラップタイム

1.ランド・ノリス(マクラーレン) – 1分09秒975
2.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) – 1分09秒998
3.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) – 1分10秒594
4.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) – 1分10秒606
5.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) – 1分10秒616
6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) – 1分10秒645
7.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) – 1分10秒681
8.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) – 1分10秒686
9.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) – 1分10秒707
10.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) – 1分10秒744
11.リアム・ローソン(レーシングブルズ) – 1分10秒794
12.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) – 1分10秒807
13.エステバン・オコン(ハース) – 1分10秒906
14.オリバー・ベアマン(ハース) – 1分10秒961
15.ランス・ストロール(アストンマーティン) – 1分11秒070
16.フランコ・コラピント(アルピーヌ) – 1分11秒160
17.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) – 1分11秒368
18.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) – 1分11秒493
19.シャルル・ルクレール(フェラーリ) – 1分11秒526
20.角田裕毅(レッドブル) – 1分11秒763

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