アントネッリ、ブラジルGP表彰台に「運が良かった」
メルセデスのルーキー、キミ・アントネッリは、サンパウロで行われたブラジルGPのスプリントとグランプリの両方で2位を獲得した。日曜日のレースで彼は大きな幸運に恵まれたと、後に自ら強調した。
ブラジルGPでキミ・アントネッリが大きく焦りを感じる瞬間を経験したのは、早期のセーフティカー期間の終了後だった。アントネッリは第1コーナーでオスカー・ピアストリと衝突し、そのためシャルル・ルクレールを巻き込んだ。この連鎖反応でフェラーリのルクレールはリタイアしたが、アントネッリは走行を続けることができた。

ピアストリはクラッシュを引き起こしたことで10秒ペナルティが科されたが、アントネッリはペナルティを免れ、その機会を活かして最終的に2位を手にした。アントネッリさ最終ラップで、ピットレーンからスタートして抗いがたい追い上げを見せたタイトル保持者マックス・フェルスタッペンが迫ってくるにつれ、ますますプレッシャーを受けた。
アントネッリはチェッカーフラッグの後、フェルスタッペンについて認めた。「正直に言うと、彼がどこから来たのか分からなかった。彼がここまで追い上げてくるとは予想していなかったよ」そして彼は強調した。「認めなければならない。リスタート時の衝突で本当にとても運が良かったことを。その後マシンが少し歪んだ感じがしたが、それは確認する必要があるね。しかしそれでも良いレースだったよ」

「最終ラップは凄いストレスを感じた。マックスがより新しいタイヤで近づいてきたからんだ。幸いにも適切なペースを維持して2位をゴールに持ち込むことができた」とボローニャ出身の19歳、アントネッリは付け加えた。どのように冷静さを保てたかという質問に、彼は笑顔で説明した。「良いリズムを見つけ、彼が近づいてきたときにもう少しペースを上げることができた。そしてこれらのマシンでは対戦相手を追うのはより困難なんだ。これを自分の有利に利用しようとした。そしてそれがうまくいった」
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