【F1ラスベガスGP】FIA、FP2で2度の赤旗提示の経緯を説明 マンホール蓋の緩みとルクレールのトラブルで混乱
F1の統括団体であるFIAは、ラスベガスGPのフリー走行2回目終了時に2度の赤旗が提示された経緯を詳しく説明した。このFP2は、すでに新しく進化したコースで行われていたが、最後の数分間で2回連続の中断により大きく混乱し、複数のドライバーが予選シミュレーションを完了できなかった。
セッション終了まで20分を切ったところで最初の赤旗が振られた。ちょうどフィールドの大半が最後の高速スティントを開始しようとしていたとき、ソフトタイヤでの走行が中断された。FIAによると、ターン17に向かうストレートでマンホールの蓋が緩んでいる可能性があるとコースマーシャルから報告があったという。「ターン17の手前でマンホールの蓋が緩んでいる可能性があるというマーシャルの報告を受けたが、レースコントロールは入手可能なCCTV映像からこの情報を確認できなかった」と広報担当者は述べた。中断は予防措置として決定され、レース運営スタッフが検査のために現場に派遣された。

検査と約10分の遅延の後、インシデントは制御下にあると判断され、FIAは「すべてが良好な状態にあると確信」して再スタートを許可したと発表した。しかし、セッションが再開されたのはほんの一瞬だけだった。コースに戻ってから数秒後、シャルル・ルクレールはフェラーリのギアボックスに明らかな問題が発生したためコース脇で停止し、セッションは再び一時中断となった。
そのすぐ後に、2度目の赤旗が上がった。今回は同じマンホールの蓋に問題があることが確認されたためだ。「セッションが再開されたとき、レース管理スタッフの一部は現場に残っていた」とFIAは述べている。「彼らは、車両がその上を通過するときにプレートが動いていたと報告しており、そのため赤旗でセッションが中止された。さらなる検査が進行中である」このインシデントは最終的にFP2に決定的な終止符を打った。
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