【レッドブルF1】ラスベガス予選でのタイヤ内圧だけではない、角田裕毅へのチーム側ミスまとめ
2025年F1ラスベガスGPで起きたタイヤ内圧の設定ミスは、角田裕毅にとって一度きりの不運ではない。今シーズン、レッドブルチーム側のミスが彼の結果を左右する場面が積み重なってきた。2025年シーズンに発生した主なミスを時系列で整理する。

路面が乾き始めた12周目、フェルスタッペンを含む大多数がスリックタイヤに交換したが、角田は翌周だった。ローラン・メキース代表は「マックスと同じ周にピットインさせるつもりだったが、指示が遅すぎた。我々のミスだ」と認めた。7位入賞ペースから最終13位に後退した。
2. オースティンGP① — ビザ発行の手続きミス
チームが角田のビザ発行手続きを誤り、入国審査でトラブルが発生した。
3. オースティンGP② — スプリント予選で最終アタックに間に合わず
最終アタックのタイミングが遅れ、アタックラップに入れず時間切れでSQ1敗退。時間管理の判断ミスが原因だ。
37周目のピットストップが約12秒もかかり、ポイント圏内から大きく後退。本人も「普通に走ればP7〜8は取れた」と話した。

ストロールとの接触に対する10秒ペナルティ消化時にメカニックが制限時間前にホイールナットを触り、FIAから再び10秒が追加された。
6. ブラジルGP② — 空港に一人置き去り
レース後、連絡ミスにより治安の悪いサンパウロ空港に一人置き去りにされた。

チームがタイヤ内圧の設定を誤り、メキース代表が公に謝罪。角田本人も「何が起きているのか理解できなかった。びっくりするくらい滑った」と言うほどグリップが全く出ない状態でQ1敗退となった。
シーズン全体で見える問題
ピット作業の初歩的エラー、予選の時間管理の失敗、セットアップの技術的ミス、そして入国手続きや空港送迎といった基本的な運営面でのミスまで、あらゆる場面でチーム側の不手際が発生している。レッドブルのようなトップチームでこれだけの失態が短期間に重なるのは異例だ。角田にとって、成績と評価に直接響くシーズンとなった。
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