【重大コメント】レッドブルの“決断の舞台裏” メキース代表「角田裕毅には“第2章”のチャンスがあるべきだ」

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アブダビGP金曜のFIA公式会見で、レッドブルのローラン・メキース代表が、2026年のセカンドシートから角田裕毅を外すという決断の背景について、異例ともいえる率直な説明を行った。シガスポーツの質問に答える形で語られた内容は、判断の困難さ、そして角田の物語がまだ終わっていない可能性を強く示唆するものだった。

メキース代表は、今回の人事について「信じられないほど難しい決断だった」と表現。ホンダの支援を受けてF1まで駆け上がり、アルファタウリ(現レーシング・ブルズ)での成長を経て、2025年にはレッドブル本隊で戦略的サポート役を務めた角田にとって、本来は“次のステップ”として語られてきた昇格が撤回される形となった。

しかし、メキース代表はこれを「終わり」と捉えるべきではないと強調した。

「ユウキには“セカンドチャンス”があるべきだ」

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その言葉は、2026年にレッドブルとホンダのTPC(テクニカル・パートナーシップ・コラボレーション)が本格稼働する中で、角田が依然として重要な役割を持つことを示すものだ。

さらにメキース代表は、レッドブルのドライバー体制が本質的に“流動的”であることを指摘した。

「レッドブルのこれまでのドライバー決定を考えれば、何が起きても不思議ではない」

2016年のクビアト降格、2019年のガスリーとアルボンの急遽入れ替え、そして近年のレーシング・ブルズでの入れ替え劇とレッドブルは常に状況とパフォーマンスに応じて、シーズン途中でもラインナップを動かしてきた。

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その歴史を踏まえると、角田の今回の“リザーブ転向”は、単なる後退ではなく、状況次第で未来が再び開ける可能性を含んでいると言える。

角田は来季、テストと開発業務を通じて2026年マシンの進化に深く関与する予定であり、ホンダとの強い結びつきも維持される。これらの要素は、複雑なドライバー市場を持つレッドブルにおいて、彼が再び表舞台に戻るための“機会”となり得る。

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