マクラーレンのブラウン代表、タイトル決戦前に強調「実利的かつ現実的に判断する」

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アブダビGPを前に、マクラーレンのランド・ノリスがタイトル争いで最も有利な位置にいることは明らかだ。首位のノリスはマックス・フェルスタッペンに12ポイント差をつけており、もしフェルスタッペンが優勝した場合でも3位以内でフィニッシュすれば初戴冠が決まる。

ここで注目されるのが、チームメイトのオスカー・ピアストリによる“援護”の可能性だ。ピアストリにもわずかながらタイトルの可能性は残されているが、現実的にはノリスを支える立場に回る場面も想定される。また、この状況でマクラーレンがチーム内公平性を掲げる「パパイヤ・ルール」を破るのかどうかが議論を呼んでいる。

こうした疑問に対し、CEOのザク・ブラウン氏は次のように答えた。

「両ドライバーにタイトルのチャンスが残っている限り、我々はいつも通りレースに臨む。現時点では両者に可能性があるので、通常通り進める。彼らは自由に戦っていいが、我々は実利的で現実的であり続けるつもりだ」

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さらにブラウン代表はタイトルが一人に絞られた場合の方針にも触れた。

「もし状況が変わり、どちらか一人に明確にチャンスが残ることがはっきりすれば、そのドライバーがタイトルを獲れるように全力を尽くす。我々は常に両者に公平な機会を提供することを重視してきたが、もはや二人にタイトルの可能性がないと分かった時点で、チームのために行動し、ドライバーズタイトル獲得を最優先にする」

最終決戦のアブダビでは、チーム戦略がこの熾烈な三つ巴タイトル争いにどんな影響を与えるのか、マクラーレンの判断が大きな焦点となる。

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