ハミルトン、成績不振でも引退論を一蹴
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ルイス・ハミルトンの2025年シーズンは、開幕前には誰も予想しなかった“グランプリ表彰台ゼロ”というまさかの結果に終わった。シーズン終了後に語られた言葉には、その厳しい現実を受け止める重みがにじんでいた。
今季ハミルトンが記録した決勝での最高順位は4位が4回。スプリントでは中国で優勝、マイアミで3位と健闘したものの、日曜のレースでは最後までトップ3に届かなかった。
最終戦のアブダビでチェッカーを受けた直後、ハミルトンは「気分はいいし、リフレッシュしている」と語った。ただ、その表情には長いシーズンを戦い抜いた疲れが滲んでおり、続く言葉には本音がのぞいた。

「このシーズンについて多くを語るつもりはない。言うべきことはすでに伝えてきた。自分を突き動かしているのはレースへの愛、そしてファンや周囲の人々からの信じられないほどのサポートだ。目標は見失っていないし、何を成し遂げたいかもわかっている。そのために努力し続けるだけだ」
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一方で、かつての僚友ニコ・ロズベルグを含む一部関係者が「引退すべきだ」という意見を示していることについては、ハミルトンは強い口調で反論した。
「引退について話題にしている人たちに言いたい。彼らの誰ひとりとして、私が成し遂げてきたことを達成してはいない。彼らは私と同じレベルにはいない」
■ ハミルトンの2025年F1シーズン成績(決勝)
- オーストラリア:10位
- 中国:失格(スプリント勝利)
- 日本:7位
- バーレーン:5位
- サウジアラビア:7位
- マイアミ:8位
- エミリア・ロマーニャ:4位
- モナコ:5位
- スペイン:6位
- カナダ:6位
- オーストリア:4位
- イギリス:4位
- ベルギー:7位
- ハンガリー:12位
- オランダ:リタイア
- イタリア:6位
- アゼルバイジャン:8位
- シンガポール:8位
- アメリカ:4位
- メキシコ:8位
- ブラジル:リタイア
- ラスベガス:8位
- カタール:12位
- アブダビ:8位
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