アレックス・ダン、2026年リザーブ就任に向けアルピーヌと協議中
元マクラーレン育成ドライバーのアレックス・ダンが、2026年のF1シーズンに向けてアルピーヌのリザーブドライバー就任について交渉を進めていることが分かった。
アイルランド出身のダンは、来季もFIA F2選手権にロダン・モータースポーツから参戦することがすでに決まっている。10月のシンガポールGPを前に、ダンはマクラーレンのドライバー育成プログラムを離脱したが、これは将来のキャリアパスを巡る見解の違いを受け、双方合意のもとで決定されたものだった。
当時はレッドブル陣営の育成プログラムに加わる可能性も噂されたものの、この案は実現には至らなかった。一方で、ダンがマクラーレンを離れる以前から、マクラーレン、ダン本人、そしてアルピーヌの間では協議が行われており、その話し合いがここ数週間で再び活発化しているという。

F2初年度となった今季、ダンは2勝を挙げ、さらに6度の表彰台を獲得するなど存在感を示した。ただし、アブダビでの最終戦では複数のインシデントに巻き込まれ、その結果FIAスーパーライセンスに12点のペナルティポイントが加算された。これにより、2026年シーズン開幕戦となるメルボルンGPを欠場する可能性も残されている。
それでも20歳のダンは、年間ランキング5位でシーズンを終え、スーパーライセンス取得に必要な40ポイントのうち20ポイントを獲得した。なお、F1のフリー走行セッションに出走する資格は保持しており、今季はすでにマクラーレンから2回のFP1走行を経験している。
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