ペレスが初走行を実施─キャデラックが新チームとして第一歩
アウディのワークスチームが2026年型マシンで初のテスト走行を終えたなか、もう1つの新規参戦チームであるキャデラックもフィルミングデーを実施した。ステアリングを握ったのは、セルジオ・ペレスだ。
バルセロナでのプレシーズンテストを目前に控え、各チームはフィルミングデーの枠を利用して新車の初走行を行っている。先陣を切ったのは、先週のアウディだった。
ドイツの自動車メーカーであるアウディは、スペイン第2の都市バルセロナ郊外に位置するカタロニア・サーキットで、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレートの両名を走らせた。同サーキットでは1月26日から5日間のテストも予定されているが、これらは非公開で実施される。
そして、先日キャデラックもマシンをコースへ送り出した。アメリカの新興チームが初走行の舞台に選んだのは、歴史あるシルバーストン・サーキット。フィルミングデーの一環として、ペレスが初ラップを担当した。この日走行したマシンはブラック一色のカラーリングだったが、正式リバリーは2月8日にスーパーボウルのCM内で初公開される予定となっている。
走行後、ペレスは次のようにコメントした。
「本当に圧倒される1日だった。このマイルストーンに到達するために、チーム全員が懸命に努力してきた。最初のラップを担当できたことを誇りに思うし、モータースポーツの歴史の一部になれたことは、僕にとって感情的な瞬間だった。これは皆で喜ぶべき出来事で、まだ始まりにすぎない。またコックピットに戻るのが待ちきれないよ」
チームメイトのバルテリ・ボッタスも、初走行の意義を強調した。
「今日、キャデラックF1チームのマシンが初めてコースに出て、チームとして歴史を刻んだ。ここまで到達したチーム全員を誇りに思う。本当に印象的な成果だ。この瞬間の一部になり、チームで喜びを分かち合えたことは特別だった。初日は終わったが、ここからさらに前進していく」
チーム代表のグレアム・ロードン氏は、今回の走行が持つ実務的な意味にも言及した。
「今日という日は、数え切れないほどの時間を費やしてきた努力と献身、そして関係者全員の信念の結晶だ。短期間でどれほどの進歩を遂げたかを示している。実走条件下でピット作業や車両システムを確認し、初期トラブルを洗い出す絶好の機会となった。しかし、これはあくまで始まりにすぎない。プレシーズンテストに向け、引き続き集中して準備を進めていく。そこではさらに多くの学びがあるだろう」
キャデラックF1のCEOであるダン・トウリス氏も、初走行の重要性を次のように語った。
「今回のシェイクダウンは、キャデラックF1チームにとって極めて重要な一歩だ。マシンが初めてピットを離れた瞬間は、誇りに満ちたものだった。純粋な情熱に突き動かされ、何千時間にも及ぶ作業の末に到達した、歴史的なマイルストーンだ。グレアムは素晴らしい仕事をし、本物のレーサーたちからなるチームを築き上げてくれた。とはいえ、これもまた始まりにすぎない。私たちは引き続き全力で開発を続けていく」
【関連記事】
