ホンダ、アストンマーティンの主要課題解決に自信─プログラムは安定化へ
関係者によると、ホンダはプレシーズン作業で明らかになったパワーユニット及び関連ギアボックスの主要な技術課題について、中国GPまでに解決の道筋をつけられるとの見通しをアストンマーティン側に伝えたという。
テスト序盤に走行を制限したバッテリー関連の問題を受け、ホンダはミルトンキーンズと日本にある研究施設「HRC Sakura」と連携し、集中的な対策を進めてきた。現在はベンチシミュレーションや各種検証作業に注力しており、パフォーマンスと信頼性マージンの両面で改善を図っている。
プロジェクトの上層部は、慎重さを保ちつつも徐々に前向きな姿勢を強めている。プログラム初期が想定以上に厳しい立ち上がりとなったことは認めながらも、根本原因は特定済みで、回復計画も順調に進んでいるとの認識だ。
短期的な目標は、開幕戦から安定かつ一定の競争力を確保すること。その上で、最適化作業は序盤のフライアウェイラウンドを通じて継続される見通しだ。内部的には、中国ラウンドをより完成度の高いパッケージを投入する節目と位置づけている。
パワーユニット開発と並行し、新たな技術サイクルにおける信頼性強化の一環として、ギアボックスの耐久性を含む統合領域にも重点が置かれている。
金曜日には小さな前進も見られた。チームが事前に示していた通り、ランス・ストロールは2回目のセッションで6周を走行。その後マシンは分解作業に入ったが、走行中に重大なトラブルは報告されなかった。
ニューウェイ氏、11戦以内に最強シャシーへ自信
シャシー面でも前向きな兆しが出始めている。最近の内部ブリーフィングで、エイドリアン・ニューウェイ氏はシーズン第11戦までにグリッド最強レベルのシャシーを完成させられるとの見解を示したとされ、プロジェクトの長期的ビジョンを強調した。
もっとも、現時点でのホンダ及びアストンマーティン双方の公式トーンは依然として慎重だ。内部評価は「ポジティブ」とされるものの、検証と改良は段階的に進められており、シーズン序盤は引き続き忍耐と継続的なアップデートが求められる局面となりそうだ。
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