【TGS2025】角田裕毅、コントローラー壊れるも激戦制す【Apex Legends】

東京ゲームショウ2025に角田裕毅が登場
2025年9月、幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2025(TGS2025)に、F1ドライバーの角田裕毅選手が登場。人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」とのコラボ「Red Bull Apex Takeover with Yuki Tsunoda」に登場し、会場を大いに盛り上げた。
角田選手は、普段はF1マシンを駆るレーサーだが、この日はプロゲーマーやストリーマーとチームを組み、真剣勝負に挑んだ。
1試合目:トラブル抱えながらも奮闘
序盤からかなり集中した表情を見せた角田選手。まるでF1無線のやりとりのように熱のこもった言葉を口にしながらも、反射神経とチームプレイでプロ顔負けの動きを披露した。
だが、試合後には衝撃の告白が。
「グラップリング、”(視聴者から)めちゃくちゃクソだな”と思ったと思うんですけど・・・」
「コントローラー壊れてたんですよ(笑)ガチです!ジャンプボタン効かないんです!」
一緒のチームで戦っていたTimmy選手もそれを確認。序盤から、真剣モードになるのは納得である。X(旧ツイッター)では「(角田選手は)その程度では動じませんよ」「コントローラーもRB21」「角田ここでもその流れなのかよ!」と愛のあるメッセージで溢れた。
2試合目:実質3対2
続く第2戦では、人気ストリーマーSPYGEAR氏が相手チームに合流。序盤から角田選手は攻めの姿勢を見せたが、味方のTimmy選手からお叱りも。(Timmy氏とはストリーム仲間)
「先に行くなってTimmyに叱られましたので(笑)援護に徹しました」
さらに、助っ人のTa1yo氏が機材トラブルで離脱し、実質3対2という不利な状況に。それでも角田選手とTimmy選手のコンビネーションが光り、見事に5ポイント差でラウンドを制した。
3試合目:敗北も手応え十分
最終戦は惜しくも敗れたものの、プロ選手たちとの真剣勝負に堂々と立ち向かう姿が印象的だった。試合後にはMVPにTimmy選手が選ばれ、角田選手からApex Legendsコラボのスペシャルヘルメットが贈られる一幕も。
ゲームで培うメンタルコントロール
イベント後のインタビューでは、ゲームが自身のメンタルトレーニングに繋がっていることを語った。
実際にコントローラーを投げたり、イギリスのアパートに穴を開けてしまった経験もあったという角田選手。
「ApexLegendsは、ストレスを発散しやすいゲームだと思います。
逆にそういった部分で、当日ゲームをやっていた時期が、実際にレースでもストレスが溜まった瞬間にすぐ吐き出しちゃう癖があって、それがなかなか自分のパフォーマンスや、チームのパフォーマンスに結びつかなかったので、そこを抑えることを少し意識しながら、ゲームをやったりはしました」
勝負へのこだわりはF1レーサーの本能
司会の平岩康佑氏は、過去にフェルナンド・アロンソとゲームイベントで共演した際のエピソードを紹介。
「アロンソもゲームイベントで最後まで残って練習して、最後はスチュアートもアウト出すくらいの走りで勝ってました。すごいと思いました!だからあの歳でも現役なんだなと思います」
角田選手も、自身の「負けず嫌い」について強く認め、F1ドライバーに欠かせない要素であると語りました。
目標が一つ実現
試合を終えて、角田選手は会場のファンへ感謝を伝えました。
「めちゃめちゃ楽しかったです。皆さん来てくれてありがとうございました。
ものすごいいい経験でしたし、いつかプロのゲーマーやストリーマーさんたちとやりたいと思ってたので、目標が実現できてよかったです。」
角田裕毅のこれからに向けて
近年は憧れのゴードン・ラムゼイとのコラボ実現など、ゲーム以外の分野でも注目を集める角田選手。最後にはF1シーズンに向けて力強い言葉を残しました。
「僕は今、登り調子だと思いますし、レッドブルのクルマのこともだんだん分かってきました。
このままの調子で、いやもちろんもっと上のリザルトを目指していきたいと思います。そして、どんどんポイントを取っていきたいです。
レッドブルと僕の応援、よろしくお願いします」
まとめ
東京ゲームショウ2025での角田裕毅選手のコラボイベントは、「F1×ゲーム」という異色の組み合わせで会場を沸かせた。
ゲームを通じたメンタルトレーニング、プロ選手との真剣勝負、そしてF1への強い決意。角田裕毅選手の新たな一面を見ることができた非常に貴重な機会だ
次戦のF1シンガポールGPでも、この勢いをそのままレースに持ち込んでくれるはずだ。
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