ラッセル、アブダビで苦戦もチームは2位獲得
厳しい最終戦となったアブダビGPの夜、メルセデスのジョージ・ラッセルはペース不足に苦しみながらも5位でレースを終えた。
スタートで順位を落としながらもフェルナンド・アロンソを抜き返し、なんとかリズムを取り戻したものの、上位を脅かすだけの速さはなく「今日は本当に厳しいレースだった」と振り返った。それでもメルセデスはコンストラクターズ2位を確保。“グラウンドエフェクト時代”の苦しい4年間を乗り越え、2026年の大規模レギュレーション変更に向けてすでに視線を向けている。
「今夜のレースは本当に厳しいものになった。グランプリを通して前のマシンを脅かすだけのペースを見つけることができず、苦戦した。スタートを失敗して6番手まで落ちたが、なんとかアロンソを抜き返して5番手に戻った。ただ、そのあとはずっと一人旅のようなレースだった。
通常の状況であれば、表彰台を争えるだけの速さがないことは分かっていたが、それでもフラストレーションは残る。
シーズンは望んだ形では終われなかったが、コンストラクターズ2位を確保できたことは喜ばしいことだ。この“グラウンドエフェクト時代”の4年間はチームとして非常に厳しいもだったが、夏休み以降の目標は確実にP2を取ることだった。そしてその目標を達成できた。しかし、最終的に僕たちはもっと上を目指していくし、2026年の大規模なレギュレーション変更に向けて、そこに全力を注いでいく。
最後に、ランド(ノリス)がワールドチャンピオンになったことを祝福したい。僕たちは長い間ずっと一緒にレースをしてきた仲で、彼はそのタイトルに値するドライバーだよ。願わくば、来年は2026年のタイトルを巡ってまた彼と戦えることを楽しみにしている」
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