ハミルトン、怒涛の追い上げで8位完走「この冬は完全に“オフライン”になる」

Lewis Hamilton Ferrari Abu Dhabi
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フェラーリ加入初年度の最終戦アブダビGPで、ルイス・ハミルトンは16番手スタートから力強い追い上げを見せ、8位入賞でシーズンを締めくくった。厳しい1年の終わりに、7度の世界王者、ハミルトンは「冬休みが待ちきれない」と本音を漏らした。

今季、ハミルトンは度重なるQ1敗退に苦しみ、アブダビでも再び予選14分間で姿を消してしまった。しかし決勝では意地の走りを披露。確実に前方をとらえ、4ポイントを獲得した。

これによりハミルトンはドライバーズ選手権6位でシーズンを終了。F1キャリアで初めて表彰台ゼロの年となり、後任のメルセデス新人キミ・アントネッリとはわずか6ポイント差という苦しい結果だった。一方、チームメイトのシャルル・ルクレールは7度の表彰台を獲得し、合計242点でランキング5位と大きく上回った。

「この冬は誰も私に連絡できない。スマホは持ち歩かない」

Lewis Hamilton Ferrari Abu Dhabi

レース後、ハミルトンは率直な心境を語った。

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「今はただ休みに入りたいだけだ。何も考えず、誰とも話したくない。この冬、誰も僕に連絡できないよ。スマホも持ち歩かないつもりだ。それが楽しみなんだ。完全に“マトリックス”から切り離されたい」

40歳になったハミルトンは、これまでこうした“デジタル断ち”をした経験はほとんどないという。

「いや、これまでそんなことはなかった」と苦笑いしつつ続けた。「いつもスマホは持っていた。でも今回はあれを“くそったれのゴミ箱”に放り込むよ」

フェラーリ加入1年目は試練続きとなったが、ハミルトンは冬の“完全オフライン期間”で心身をリセットし、2026年の大規模レギュレーション変更に向けた巻き返しを誓う。

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